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東南アジアの世界遺産と人気のある観光地~カンボジアのアンコール遺跡・プレアヴィヒア寺院・タイのスコータイの歴史上の町と関連の歴史上の町・古都アユタヤ・バーンチエン遺跡・ネパールのロイヤル・チトワン国立公園・カトマンズの渓谷・仏陀の生誕地ルンビニ~





東南アジア 世界遺産 人気 観光地

東南アジアの世界遺産と人気のある観光地

「アジア旅行は日本人にとって、最も身近な観光先と言えますね。」
「そうですね。」

「特に、世界遺産の保有数が多い中国などは、年配の方にとって魅力的な渡航先でしたね。」
「はい。」

「2012年は、尖閣諸島問題や竹島問題などもありましたね。」
「そうですね。」

「その結果、中国と韓国へ観光に訪れる人が減少しましたね。」
「そうなんだ。」

「代わりに、タイやカンボジアなど東南アジアに切り替える人が増え始めていますよ。」
「はい。」

「特に、タイはアジアの中でもハブ空港とも呼ばれていますね。」
「はい。」

「連日、多くの観光客が訪れる地となっていますよ。」
「そうなんだ。」

「アジアの中でも、特にタイは過ごしやすい地域としても知られていますね。」
「はい。」

「日本人、ロシア人、アメリカ人、ドイツ人など、各国から多くの観光客が押し寄せていますよ。」
「そうなんだ。」

「一概にアジアと言っても、何カ国も存在しますね。」
「そうですね。」

「是非押さえておきたい3カ国、カンボジア、タイ、ネパールについて、各国が保有する世界遺産についてご紹介します。」
「お願いします。」

「同じアジアの国の世界遺産と言っても、日本とは違った魅力をたくさん備えていますよ。」
「そうなんですか。」

「この3カ国の世界遺産は、宗教色が強いですね。」
「そうなんだ。」

「カンボジアでは、アンコール遺跡やプレアヴィヒア寺院などの世界遺産が有名ですね。」
「はい。」

「プレアヴィヒア寺院と言えば、カンボジアとタイ国境にあるダンレク山地内のカンボジア王国領内(プレアヴィヒア州)に位置するヒンドゥー寺院である。9世紀末にクメール人によって建設され、11世紀に増築されたとされる。タイ側の呼称はプラーサート・プラウィハーン。2008年7月には世界遺産に登録された。」

「アンコール遺跡(アンコールワット)と言えば、カンボジアの北西部、トンレサップ湖北岸のシェムリアップの北側にあったクメール王朝時代の遺跡群である。ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている。」

「タイでは、スコータイの歴史上の町と関連の歴史上の町、古都アユタヤ、バーンチエン遺跡など、見所あふれる世界遺産の観光スポットが多数存在しますよ。」
「はい。」

「バーンチエン遺跡と言えば、タイ・ウドーンターニー県・ノーンハーン郡にある古代文明の遺跡である。ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている。バーンチエン遺跡では土器を中心に動物の骨なども見つかっており、黄河文明・メソポタミア文明とは違った、東南アジア独自の文明として注目を集めている。」

「古都アユタヤと言えば、1991年に登録された世界遺産(文化遺産)である。タイ中部、首都バンコクの北約70kmに位置するアユタヤ県にある遺跡群である。これらの遺跡群は、チャオプラヤー川とその支流であるパーサック川、ロッブリー川に囲まれた地域に集中し、ワット・プラ・シー・サンペット、ワット・ロカヤ・スタなどの上座部仏教(小乗仏教)の寺院跡や、かつてのアユタヤ朝のバン・パイン宮殿(離宮)跡などが残っている。」

「スコータイと言えば、現在確認されている最も古い王朝は、シーインタラーティット王によって13世紀に建てられたスコータイ王朝で、13世紀末の第3代ラームカムヘン大王の時代に最も栄えた。」

「タイの国土は、日本よりも広いですよ。」
「そうなんだ。」

「北はチェンマイ、南下していくとスコータイ、中心にアユタヤ、バンコク、南にプーケットという立地となっていますね。」
「はい。」

「プーケットと言えば、タイ南部のアンダマン海に面するタイ最大の島で、世界有数のリゾート地として知られる。エメラルドの海と真っ白な砂浜の美しさから「アンダマン海の真珠」とたとえられています。」

「バンコクと言えば、タイ王国の首都である。人口8,249,117人(2010年)、面積1568.737km2。都市圏人口は14,565,520人にものぼり、東南アジア屈指の世界都市である。」

「チェンマイと言えば、バンコクの北方約720キロに位置するタイ第2の都市チェンマイは、「北方のバラ」とも称される美しい古都である。1296年にランナー王朝初代メンラーイ王により新しい首都としてピン川のほとりに建設され、タイ北部の言葉で「新しい街」と名づけられました。」

「あらかじめ、何を目的とするかを定めてから、観光するのがおススメですよ。」
「わかりました。」

「ネパールの観光は、まだあまり聞かない人も多いと思いますね。」
「はい。」

「近年では、ネパール観光に訪れる日本人が増え始めていますよ。」
「そうなんですか。」

「ネパールの世界遺産と言えば、ロイヤル・チトワン国立公園、カトマンズの渓谷、仏陀の生誕地ルンビニ、サガルマータ国立公園など4つの世界遺産がありますよ。」
「はい。」

「仏教の開祖である仏陀(ガウタマ・シッダールタ)と言えば、ブッダとは、狭い意味では仏教を始めた釈迦のことを言いますが、元々は、「目覚める」という動詞の過去分詞形で、広く「目覚めた人」「悟った人」を意味します。仏教の開祖であるお釈迦さまは、この釈迦族出身であり、釈迦族の聖者ということで釈迦牟尼(しゃかむに)と呼ばれます。お釈迦さまの本名は、サンスクリット語で、ガウタマ(ゴータマ)・シッダールタです(パーリ語だとゴータマ・シッダッタ)。ガウタマが姓で「最上(最高、最良)の牛」を意味します。シッダールタが名前で「目的を達成した人」を意味します。」

「カトマンズの渓谷と言えば、ネパールの首都カトマンズのある盆地一帯のことである。ユネスコの世界遺産に登録されている。通常はカトマンズ盆地と呼ばれる。」

「サガルマータ国立公園と言えば、ネパール北東部に位置する山岳地帯にある国立公園である。ユネスコの世界遺産に登録されている。世界の屋根といわれるヒマラヤ山脈でも高い山が連なる。世界最高峰のエベレスト、ローツェ、マカルー、チョ・オユーなどである。公園内には高山植物やレッサーパンダ、ジャコウジカなどの珍しい動物も生息している。」

「仏陀の生誕地ルンビニと言えば、ネパールの南部タライ平原にある小さな村である。仏教の開祖・釈迦(本名・サンスクリット語:ガウタマ・シッダールター)の生まれたとされる地。仏教の八大聖地の1つでもある。」

「ロイヤル・チトワン国立公園と言えば、ヒマラヤ山脈の麓に広がるタライ平原にあります。希有な野生生物を救うため、1973年にネパール初の国立公園に指定され、さらに1984年にユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されました。首都カトマンズから飛行機で約30分、バスなら8時間。観光客は許可がないと立ち入りできません。」

「ネパールは、陸路の場合、移動に時間がかかりますよ。」
「そうでしょうね。」

「山越えが必要な場所も多いため、あらかじめ計画をたてておくのがベストですよ。」
「はい。」

「今、アジアの観光スポットとして熱い視線を集めているのがカンボジアですよ。」
「そうなんだ。」

「カンボジアは、内戦が長く続いた国ですね。」
「そうですね。」

「地雷が埋められていたので、長らく観光客の姿が見られない地でしたよ。」
「はい。」

「地雷除去が進められてから、観光スポットの体制が整いましたよ。」
「はい。」

「近年、急激に観光客が訪れる地となっていますよ。」
「そうなんですか。」

「カンボジアは、アジアの中でも見所あふれる雄大な遺跡が原型のまま残っていますよ。」
「そうなんだ。」

「かなり貴重な遺跡として、それらが世界遺産として登録されていますよ。」
「はい。」

「東南アジアで遺跡巡りをするなら、カンボジアは外せないでしょう。」
「わかりました。」

「カンボジアは、アンコールワットを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。」
「そうですね。」

「その世界遺産アンコール遺跡の存在は、欠かすことはできませんね。」
「はい。」

「1992年にアンコール遺跡が世界遺産に登録されましたよ。」
「はい。」

「2004年まで危機遺産に登録されていましたよ。」
「どうしてですか?」

「これも、国内情勢が良くなかったことが反映していると言えますよ。」
「そうなんだ。」

「カンボジアを代表する世界遺産として、プレアヴィヒア寺院の存在も欠かすことはできませんよ。」
「はい。」

「プレアヴィヒア寺院と言えば、カンボジアとタイ国境にあるダンレク山地内のカンボジア王国領内(プレアヴィヒア州)に位置するヒンドゥー寺院である。9世紀末にクメール人によって建設され、11世紀に増築されたとされる。タイ側の呼称はプラーサート・プラウィハーン。2008年7月には世界遺産に登録された。」

「プレアヴィヒア寺院は、カンボジアの栄華を極めた、9世紀のクメール王朝に建設された建物だと言われていますよ。」
「はい。」

「クメール王朝と言えば、9世紀から15世紀まで東南アジアに存在していた王国で、現在のカンボジアの元となった国である。これより以前にあったチェンラ王国(真臘・しんろう)の流れを受け継ぐクメール人の王国である。」

「ヒンドゥー教の寺院で、最高神と崇められるシヴァを祭った建物ですよ。」
「そうなんだ。」

「ヒンドゥー教と言えば、ヒンドゥー教、慣用表記でヒンズー教は、インドやネパールで多数派を占める民族宗教である。ヒンドゥー教徒の数はインド国内で8.3億人、その他の国の信者を合わせると約9億人とされ、キリスト教、イスラム教に続いて、人口の上で世界で第3番目の宗教である。」

「東南アジアは、ヒンドゥー教、イスラム教、仏教などが、歴史によってさまざまな形で人々に信仰されてきましたね。」
「はい。」

「それらを祀る優れた寺院が、世界遺産として登録されていますよ。」
「はい。」

「タイでの世界遺産として知られているスコータイは、ビックブッタと呼ばれる遺跡なども残されており、綺麗に整備されていますよ。」
「そうなんだ。」

「ビックブッタと呼ばれる遺跡と言えば、タイの世界遺産として知られるスコータイは、ビックブッタと呼ばれる遺跡なども残されており、綺麗に整備されています。アユタヤの方が雄大ですが、スコータイの静けさや雰囲気はまた格別です。」

「アユタヤの方が雄大ですが、スコータイの静けさや雰囲気は、また格別ですよ。」
「そうなんですか。」

「古都アユタヤの世界遺産は、バンコクから、車で1時間半と気軽に行くことができますよ。」
「それはいいですね。」

「バンコクと言えば、タイ王国の首都である。人口8,249,117人(2010年)、面積1568.737km2。都市圏人口は14,565,520人にものぼり、東南アジア屈指の世界都市である。」

「古都アユタヤと言えば、1991年に登録された世界遺産(文化遺産)である。タイ中部、首都バンコクの北約70kmに位置するアユタヤ県にある遺跡群である。これらの遺跡群は、チャオプラヤー川とその支流であるパーサック川、ロッブリー川に囲まれた地域に集中し、ワット・プラ・シー・サンペット、ワット・ロカヤ・スタなどの上座部仏教(小乗仏教)の寺院跡や、かつてのアユタヤ朝のバン・パイン宮殿(離宮)跡などが残っている。」

「日帰りで観光が可能なことですよ。」
「はい。」

「ラオスの国境の近くにあるウドンタニーの世界遺産:バーンチエン遺跡なども見所がありますよ。」
「はい。」

「ウドンタニと言えば、ーウドーンターニー県はコーラート台地の中央部に位置する。ユネスコの世界遺産に登録された、青銅器時代の遺跡・バーンチエンはウドーンターニー市内(県庁所在地)から約47キロ離れた地点にある。」

「バーンチエン遺跡と言えば、タイ・ウドーンターニー県・ノーンハーン郡にある古代文明の遺跡である。ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている。バーンチエン遺跡では土器を中心に動物の骨なども見つかっており、黄河文明・メソポタミア文明とは違った、東南アジア独自の文明として注目を集めている。」

「ラオスに行く際は、是非立ち寄ってみたいスポットですね。」
「わかりました。」

「アジアに位置するネパールの世界遺産も、是非見ておきたい所ですね。」
「はい。」

「ネパール入りの際は、ロイヤル・チトワン国立公園、カトマンズの渓谷、仏陀の生誕地ルンビニという世界遺産は、押さえたい所ですね。」
「はい。」

「アジアの世界遺産巡り、いつの日かじっくり時間をかけてまわれる日がくるといいですね。」
「そうですね。」





東南アジアの世界遺産と人気のある観光地~カンボジアのアンコール遺跡~

「皆さんは、カンボジアにある「アンコール遺跡」をご存じですか?」
「はい、知っています。」

「アンコール遺跡(アンコールワット)と言えば、カンボジアの北西部、トンレサップ湖北岸のシェムリアップの北側にあったクメール王朝時代の遺跡群である。ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている。」

「アンコール遺跡は、2004年にユネスコの世界遺産に指定された文化遺産ですよ。」
「はい。」

「「アンコール遺跡」と「アンコールワット」を別物だと思い込んでいる方もいますね。」
「そうなんですか。」

「この二つは同じ意味のものですよ。」
「そうなんだ。」

「アンコールワット=アンコール遺跡ですね。」
「はい。」

「アンコールワットは、以前あるテレビ番組の中で大きく取り上げられていましたね。」
「はい。」

「知らない人の方が少ない世界遺産かも知れませんね。」
「そうですね。」

「その当時のインパクトが凄まじかったことから、日本でも広く知られる世界遺産の一つになっていますよ。」
「はい。」

「「実際この世界遺産に何があるか知っていますか?」と訊ねると、閉口してしまう方が多いですね。」
「そうですね。」

「アンコールワットとは、「お寺」がある場所ですよ。」
「はい。」

「行って楽しめる世界遺産ではなく、むしろ非常に真面目な雰囲気が漂う世界遺産ですよ。」
「はい。」

「アンコールワットとは、「大きな」という意味のアンコールと、「寺」を意味するワットをつなげた言葉なので、「大きいお寺」という名称の世界遺産ですよ。」
「そうなんだ。」

「クメール王朝時代の遺跡が残るスポットですね。」
「はい。」

「クメール王朝と言えば、9世紀から15世紀まで東南アジアに存在していた王国で、現在のカンボジアの元となった国である。これより以前にあったチェンラ王国(真臘・しんろう)の流れを受け継ぐクメール人の王国である。」

「現地では、「お寺などの遺跡を見に行く人が集まる世界遺産」として知られていますよ。」
「そうなんだ。」

「日本では、どうしてもテレビ番組の影響があって「道路が舗装されていないような場所だから、きっと何もない荒野なのだろう」と思われがちですね。」
「はい。」

「実際はちゃんと整備されている場所がたくさんありますよ。」
「はい。」

「基本的には、そこまで荒れている場所でもありませんよ。」
「そうなんだ。」

「爽快感のあるロケーションが広がっている、非常に美しい世界遺産になっていますよ。」
「そうなんですか。」

「美味しい空気を吸いながら遺跡探検をすることができますよ。」
「いいですね。」

「廃れた雰囲気は、まったくありませんよ。」
「そうなんだ。」

「テレビの影響をそのまま鵜呑みにして「アンコールワットは泥臭い」と思い込んでしまった方が多いと思われますね。」
「はい。」

「むしろ綺麗な世界遺産なので、気になる方は是非観光してほしいと思います。」
「わかりました。」

「アンコールワットの規模は、東から西までの総距離が約 1500メートル、北から南までの総距離が約 1300メートルもあり、かなり巨大ですよ。」
「かなり広いですね。」

「万里の長城ほどのスケールは、さすがにありませんよ。」
「そうですね。」

「しかし、壮大なスケールであることには代わりありませんよ。」
「はい。」

「テレビ番組を見て興味を持たれた方なども、是非一度足を運んでみましょう。」
「わかりました。」





東南アジアの世界遺産と人気のある観光地~カンボジアのプレアヴィヒア寺院~

「カンボジアの世界遺産と言うと、アンコールワットを思い浮かべる人が多いと思いますね。」
「そうですね。」

「実は、もう一つユネスコに登録されている世界遺産がありますよ。」
「はい。」

「それが、プレアヴィヒア寺院ですよ。」
「はい。」

「プレアヴィヒア寺院と言えば、カンボジアとタイ国境にあるダンレク山地内のカンボジア王国領内(プレアヴィヒア州)に位置するヒンドゥー寺院である。9世紀末にクメール人によって建設され、11世紀に増築されたとされる。タイ側の呼称はプラーサート・プラウィハーン。2008年7月には世界遺産に登録された。」

「2008年に新しく登録されたこの遺跡は、元々はヒンドゥー教の寺院で最高神シヴァを祀っものでしたよ。」
「そうなんですか。」

「最高神シヴァと言えば、ヒンドゥー教の3最高神の一柱である。創造神ブラフマー、維持神ヴィシュヌに対してシヴァ神は破壊を司る。シヴァ神を信仰する派をシヴァ教という。日本では慣用的にシバともいう。」

「ヒンドゥー教と言えば、ヒンドゥー教、慣用表記でヒンズー教は、インドやネパールで多数派を占める民族宗教である。ヒンドゥー教徒の数はインド国内で8.3億人、その他の国の信者を合わせると約9億人とされ、キリスト教、イスラム教に続いて、人口の上で世界で第3番目の宗教である。」

「起源は、9世紀のクメール王朝にまで遡りますよ。」
「はい。」

「クメール王朝と言えば、9世紀から15世紀まで東南アジアに存在していた王国で、現在のカンボジアの元となった国である。これより以前にあったチェンラ王国(真臘・しんろう)の流れを受け継ぐクメール人の王国である。」

「現存する遺跡としては、11世紀以来クメール文化のもとで増改築が繰り返された建築群が残っていますよ。」
「そうなんですか。」

「クメール文化と言えば、クメール文化はアンコール遺跡の装飾やシルクのような織物、さらには歌謡や古典 舞踊、民俗芸能といった多岐の分野に渡り、カンボジア最大の魅力とも言えます。」

「シヴァ神など、神話のワンシーンを象った彫刻なども見ることができますよ。」
「はい。」

「プレアヴィヒア寺院は、南北に800メートル続いていますよ。」
「長いですね。」

「いくつもの門と中庭を通り抜けて進んでいきますよ。」
「はい。」

「一つの門をくぐると開けた中庭に出て、再びその先にある門をくぐるというのを繰り返すことになりますよ。」
「はい。」

「門の一つは、カンボジアの紙幣にも描かれていますよ。」
「そうなんですか。」

「現地でも、クメールの誇りとされている遺産ですよ。」
「はい。」

「遺跡の保存状態は、まちまちですよ。」
「そうなんですか。」

「門に彫り込まれた細かいレリーフが、綺麗に残っている所もありますよ。」
「いいですね。」

「クメール文化独特の装飾美術を味わうことができますよ。」
「はい。」

「年月を重ね朽ちた色合いの建築と、周囲の活き活きとした自然が、遺跡というものの良さを感じさせてくれますよ。」
「はい。」

「もう一つ、プレアヴィヒア寺院の見所は、何といってもそのロケーションにありますよ。」
「どういうことですか?」

「遺跡は小高い丘の上に位置し、崖下に見渡す限りの平野が眺望できますよ。」
「はい。」

「海抜600メートル超の断崖絶壁から眺める、だだっ広い空と霞む地平線は、大自然の雄大さを感じさせてくれますよ。」
「そうなんだ。」

「プレアヴィヒア寺院は、カンボジアとタイの国境近くに位置していますよ。」
「はい。」

「この世界遺産の所有権を巡って、紛争が勃発しましたよ。」
「そうなんですか。」

「国際裁判によって、カンボジアの所有権が認められましたよ。」
「はい。」

「しかし、プレアヴィヒア寺院には、未だに兵士が在駐していますよ。」
「そうなんだ。」

「しかし、旅行者の方々が、兵士たちと記念撮影をしてくるくらいですよ。」
「そうなんですか。」

「安全性には問題がなく、むしろ観光の一要素となっていますよ。」
「そうなんだ。」

「現在、タイ側からの通路は鉄線で封鎖されていますよ。」
「はい。」

「プレアヴィヒア寺院へは、カンボジア側からしか行くことができませんよ。」
「どうしてですか?」

「カンボジア側からの場合、アンコールワットのあるシェムリアプからの道路が整備されていますよ。」
「はい。」

「シェムリアプと言えば、シェムリアップは、カンボジアのシェムリアップ州の州都である。アンコール・ワット、アンコール・トムなどを含むアンコール遺跡群の観光拠点となっている。日本ではシエムレアプとも表記される。」

「車で3時間ほどで、気軽に行くことが可能ですよ。」
「そうなんだ。」

「世界遺産に指定されているにもかかわらず、連日人でごった返すアンコールワットに比べると、観光客も少なく寺院内にも地元民のくつろぐ姿がちらほら見られますよ。」
「そうなんですか。」

「のんびりした空気と大自然に囲まれながら世界遺産を見て回れるのも、プレアヴィヒア寺院の大きな魅力の一つと言えますね。」
「わかりました。」





東南アジアの世界遺産と人気のある観光地~タイのスコータイの歴史上の町と関連の歴史上の町~

「「スコータイの歴史上の町と関連の歴史上の町」は、タイの北部にあるスコータイ王朝時代の遺跡ですよ。」
「はい。」

「スコータイ王朝と言えば、タイに存在した王朝である。タイ族最初の王朝と言われる。雲南から南下してきたタイ族は、13世紀ごろまでは強力なアンコール王朝の支配力の下にあった。」

「スコータイと言えば、現在確認されている最も古い王朝は、シーインタラーティット王によって13世紀に建てられたスコータイ王朝で、13世紀末の第3代ラームカムヘン大王の時代に最も栄えた。」

「遺跡は、一カ所に集中しているわけではありませんよ。」
「どうなっているのですか?」

「スコータイ歴史公園、シーサッチャナーライ歴史公園、カムペーンペット歴史公園、など三つの歴史公園が併せてユネスコの世界遺産に登録されていますよ。」
「そうなんですか。」

「カムペーンペット歴史公園と言えば、タイ、カムペーンペット県にあるスコータイ王朝の遺跡の一つである。周辺の遺跡と主にユネスコの世界遺産(文化遺産、スコータイの歴史上の町と関連の歴史上の町)に登録されている。」

「シーサッチャナーライ歴史公園と言えば、シーサッチャナライ市を中心に点在する約200以上の遺跡がタイ文化庁の下で管理・保存されている公園である。メインの遺跡としては、ワット・カオ・パノム・プルーンや、ワット・チャーンローム、ワット・チェディ・チェットテーオ、ワット・ナーンパヤなどがあげられ、シーサッチャナライ城壁内に集中しています。」

「スコータイ歴史公園と言えば、タイ王国・北部にあるタイ族最古のスコータイ王朝の都跡である。歴史公園はスコータイ旧市街にある。近隣のシーサッチャナーライ歴史公園や、カムペーンペット歴史公園と併せて「スコータイの歴史上の町と関連の歴史上の町」としてユネスコの世界遺産に登録されている。」

「「スコータイの歴史上の町と関連の歴史上の町」という多少長い名称も、そのことに起因していますね。」
「そうなんだ。」

「スコータイ王朝は、タイ族最古の王朝ですね。」
「はい。」

「タイ族と言えば、タイ・カダイ語族のうち南西タイ語(英語版)(South-Western Tai、タイ語やラーオ語等)を母語とする人のことである。タイ人=タイ族、ラオス人=ラーオ族でないことに注意する必要がある。タイ族の発祥はアルタイ山脈の麓あたりとされており、年代を経るにつれて南下をしていることが分かっている。」

「13世紀から15世紀にかけて、この地に存続しましたよ。」
「はい。」

「「スコータイ」という言葉は、「幸福の夜明け」を意味していますよ。」
「そうなんだ。」

「一時は、東南アジアにおける一大国にまでなりましたよ。」
「はい。」

「アユタヤ王朝(こちらの都跡もタイの世界遺産の一つ)に吸収される形で、スコータイ王朝は消滅しましたよ。」
「そうなんだ。」

「アユタヤ王朝と言えば、現タイの中部アユタヤを中心に展開したタイ族による王朝である。創設者はラーマーティボーディー1世(ウートーン王)。王統は一つではなく、隣国の征服や重臣の簒奪で、5つの王家にわかれる。」

「「スコータイの歴史上の町と関連の歴史上の町」に含まれる三つの歴史公園のうち、最も中心的なものがスコータイ歴史公園ですね。」
「はい。」

「ここは、スコータイ王朝の都があった場所ですよ。」
「はい。」

「東西1.8km、南北1.6kmに及ぶ城壁と三重の塀が巡らされていますよ。」
「そうなんだ。」

「スコータイ歴史公園のメインは、“ワット・マハータート”と呼ばれる仏教寺院ですよ。」
「はい。」

「“ワット・マハータート”と呼ばれる仏教寺院と言えば、タイのアユタヤ県・アユタヤ市にある仏教寺院の廃墟である。木の根で覆われた仏頭で知られる。」

「道の左右に規則的に煉瓦の柱が並び、大きな仏像などが設置されていますよ。」
「はい。」

「「スコータイの歴史上の町と関連の歴史上の町」に存在するものの中で、最大規模を誇る王室寺院であり、中心となる仏塔には特徴的な装飾が施されていますよ。」
「そうなんですか。」

「巨大な白い漆喰の仏像が設置された寺院“ワット・シー・チュム”も有名ですよ。」
「はい。」

「寺院“ワット・シー・チュム”と言えば、ロケットのような形の隙間からのぞく仏像様が印象的なワット・シー・チュム。スコータイを象徴する寺院と仏さまです。この仏様は「アチャナ仏」といい、「おそれないもの」という意味だそうです。」

「この仏像は四方を高い壁で囲まれていますよ。」
「はい。」

「あたかも隠れるように、外界から遮断された静けさの中に鎮座していますよ。」
「そうなんだ。」

「窮屈と言えるほど狭い空間で出会う仏像は、異様なほど迫力がありますよ。」
「そうなんですか。」

「シーサッチャナーライ歴史公園は、スコータイ王朝第二の都市で副王が住んだ地とされていますよ。」
「はい。」

「副王と言えば、君主の代理人として植民地や属州を統治する官職、称号である。「副王」の称号は単なる総督よりも上位の官職であることを想起させるが、実際は総督と同程度であることもあったし、属州や植民地の知事(副知事)の上官でないこともあった。」

「シーサッチャナーライ歴史公園と言えば、シーサッチャナライ市を中心に点在する約200以上の遺跡がタイ文化庁の下で管理・保存されている公園である。メインの遺跡としては、ワット・カオ・パノム・プルーンや、ワット・チャーンローム、ワット・チェディ・チェットテーオ、ワット・ナーンパヤなどがあげられ、シーサッチャナライ城壁内に集中しています。」

「こちらも城壁で周囲を囲われており、広さも相当なものですよ。」
「はい。」

「城内城外を含め、数多くの寺院が存在していますよ。」
「そうなんだ。」

「スコータイ美術の遺産を存分に味わうことができますよ。」
「いいですね。」

「スコータイ美術と言えば、13―14世紀のタイ,スコータイ朝時代の仏教美術で,青銅仏が中心である。半跏(はんか)像が多く,細長い顔や目,口等が特徴。」

「カムペーンペット歴史公園は、大国ビルマからの攻撃に備えるために建てられたとされる要塞都市の遺跡ですよ。」
「はい。」

「「カムペーンペット」という名称も、「金剛の城壁」を意味していますよ。」
「はい。」

「スコータイ王朝の軍事拠点でありながら、北部からの影響も受けており、カムペーンペット独自の建築様式を見ることができますよ。」
「そうなんですか。」

「「スコータイの歴史上の町と関連の歴史上の町」には、三つの歴史公園が含まれており、それぞれが距離的に離れた場所にありますよ。」
「はい。」

「そのため、全てを見て回るには、移動を含めかなりの時間がかかりますよ。」
「それは大変ですね。」

「スコータイ王朝はタイ文化発祥の地とも言え、どこを取っても歴史的に重要な資料ですよ。」
「はい。」

「遺跡はどれもタイの青空と緑に彩られており、たいへん魅力的ですよ。」
「そうなんだ。」

「観光の際は、是非十分な時間を取って、ゆったりとこの世界遺産に触れてみると良いと思いますよ。」
「わかりました。」





東南アジアの世界遺産と人気のある観光地~タイの古都アユタヤ~

「タイ王国の中央部、チャオプラヤ・パーサック・ロップリーの三つの河川に囲まれた中州に古都アユタヤはありますよ。」
「はい。」

「古都アユタヤと言えば、1991年に登録された世界遺産(文化遺産)である。タイ中部、首都バンコクの北約70kmに位置するアユタヤ県にある遺跡群である。これらの遺跡群は、チャオプラヤー川とその支流であるパーサック川、ロッブリー川に囲まれた地域に集中し、ワット・プラ・シー・サンペット、ワット・ロカヤ・スタなどの上座部仏教(小乗仏教)の寺院跡や、かつてのアユタヤ朝のバン・パイン宮殿(離宮)跡などが残っている。」

「貴重な文化遺産として、1991年にユネスコの世界遺産に登録されましたよ。」
「はい。」

「古都アユタヤは、その名の通り、14世紀から18世紀にかけてこの地に存続したアユタヤ王朝の都跡ですよ。」
「そうなんだ。」

「アユタヤ王朝と言えば、現タイの中部アユタヤを中心に展開したタイ族による王朝である。創設者はラーマーティボーディー1世(ウートーン王)。王統は一つではなく、隣国の征服や重臣の簒奪で、5つの王家にわかれる。」

「アユタヤ王朝は、河川を利用した貿易で栄華を誇りましたよ。」
「はい。」

「その収益を用いて、多くの寺院や仏像などが建立されましたよ。」
「はい。」

「最盛期には、400を超える寺院があったとされていますよ。」
「多いですね。」

「黄金の都と称されるほどであったと言われていますよ。」
「なるほど。」

「しかし、1767年のビルマの侵攻によって、400年に及ぶアユタヤ王朝の歴史は幕を閉じましたよ。」
「はい。」

「建築群も大規模な破壊行為を受けましたよ。」
「そうなんですか。」

「多くの寺院や宮殿などが、廃墟と化してしまいましたよ。」
「もったいないですね。」

「現在でも、一日ではとても見て回ることができないほど多くの遺跡が残されていますよ。」
「そうなんだ。」

「建築様式も様々で、見ていて飽きることがありませんよ。」
「そうなんですか。」

「タイにある世界遺産の中でも、古都アユタヤが観光客に特に人気があるのも頷けますね。」
「なるほど。」

「古都アユタヤの有名スポットを上げると、アユタヤ王朝3人の王の遺骨が納められた三仏塔“ワット・プラ・スィー・サンペット”、大きな金色の仏像が鎮座する“ワット・プラ・モンコン・ボビット”、周囲を数多くの座仏像が囲む“ワット・ヤイチャイモンコン”、全長約80メートルの寝釈迦像が残る“ワット・ロカヤ・スタ”などがありますよ。」
「そうなんですか。」

「周囲を数多くの座仏像が囲む“ワット・ヤイチャイモンコン”と言えば、ワット・ヤイ・チャイ・モンコン(チャオプラヤ・タイ寺院)で有名なのは、チェディをずらっと囲む仏像である。ずらりと並ぶ座仏像の眺めは壮観である。寝ている巨大仏像も有名です。」

「アユタヤ王朝3人の王の遺骨が納められた三仏塔“ワット・プラ・スィー・サンペット”と言えば、三つ並んだ仏塔には、アユタヤ歴代3人の王の遺骨が納められていたそうです。」

「“ワット・マハータート”の廃墟跡には、仏頭が埋まった樹木がありますよ。」
「はい。」

「“ワット・マハータート”と呼ばれる仏教寺院と言えば、タイのアユタヤ県・アユタヤ市にある仏教寺院の廃墟である。木の根で覆われた仏頭で知られる。」

「巨大な仏像の頭部が大樹に絡め取られた様は、まるでファンタジーの世界ですよ。」
「そうなんだ。」

「他にも、日本人傭兵隊長・山田長政が活躍した日本人街跡が残っていますよ。」
「そうなんですか。」

「日本人傭兵隊長・山田長政と言えば、アユタヤの日本人町の人口は約1,500人で、山田長政は800人の日本人傭兵隊長としてソンタム国王に重用され、オークセーと呼ばれる船大臣に任じられてチャオ プラヤー川の船舶徴税権を与えられていた。」

「古都アユタヤの見所は、無数にありますよ。」
「いいですね。」

「ほとんどの遺跡には実際に中に入って登ることができますよ。」
「はい。」

「高い場所から遺跡群を見晴らすことができますよ。」
「いいですね。」

「“象の囲い”と呼ばれる場所もありますよ。」
「はい。」

「“象の囲い”と呼ばれる場所と言えば、象狩りで、象を囲いの中に追い込んだ場所である。 赤い柵があって、この内側に象がいっぱいいます。」

「一部の遺跡群は、ゾウに乗って見て回ることもできますよ。」
「そうなんですか。」

「夜になると、いくつかの遺跡はライトアップされ、昼間とは又違った趣を味わえますよ。」
「はい。」

「街灯が少なく、真っ暗な闇の中に浮かび上がる寺院建築は、不思議な魅力をたたえていますよ。」
「はい。」

「世界遺産・古都アユタヤの良さは、朽ちた遺跡群が醸し出す寂寥感にありますよ。」
「そうなんだ。」

「かつて栄華を極めた黄金の都の変わり果てた姿は、まさしく古都(Historic City)と呼ぶにふさわしく、歴史ロマンを存分に感じさせてくれますよ。」
「はい。」

「古都アユタヤは、タイの首都バンコクから片道2時間ほどで行くことができますよ。」
「はい。」

「バンコクと言えば、タイ王国の首都である。人口8,249,117人(2010年)、面積1568.737km2。都市圏人口は14,565,520人にものぼり、東南アジア屈指の世界都市である。」

「日帰り観光も気軽にできますよ。」
「それはいいですね。」

「タイでは、一日100円ほどで自転車をレンタルすることができますよ。」
「はい。」

「気の向くままに、この世界遺産を見て回るのも良いかも知れませんね。」
「そうですね。」





東南アジアの世界遺産と人気のある観光地~タイのバーンチエン遺跡~

「バーンチエン遺跡は、タイの東北部にある古代文明の遺跡ですよ。」
「はい。」

「バーンチエン遺跡と言えば、タイ・ウドーンターニー県・ノーンハーン郡にある古代文明の遺跡である。ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている。バーンチエン遺跡では土器を中心に動物の骨なども見つかっており、黄河文明・メソポタミア文明とは違った、東南アジア独自の文明として注目を集めている。」

「考古学的に重要な古代遺跡として、ユネスコの世界遺産に登録されましたよ。」
「そうなんだ。」

「バーンチエンは、ウドンタニ県にある小さな集落ですよ。」
「はい。」

「ウドンタニ県と言えば、ウドーンターニー県(ウドンターニー県とも)はタイ・東北部の県(チャンワット)の一つである。ノーンカーイ県、サコンナコーン県、カーラシン県、コーンケン県、ノーンブワラムプー県、ルーイ県と接する。」

「地元住民は、早くから遺跡の存在に気付いていましたよ。」
「そうなんですか。」

「簡単な発掘作業も、行われていたようですよ。」
「はい。」

「遺跡の中から、保存状態の良好な土器を拾って持ち帰り、日用品として使っていたというから驚きですね。」
「そうなんですか。」

「その後、地元住民から呼びかけがあり、1960年に政府による本格的な発掘が始まりますよ。」
「はい。」

「素焼きの土器や有史以前の墓地などが、発見されましたよ。」
「はい。」

「バーンチエン遺跡は、一躍世界的な注目を浴びることになりましたよ。」
「そうなんだ。」

「世界遺産に登録されたのは、1992年ですよ。」
「はい。」

「遺跡からは、指輪・斧・彩色土器などの副葬品が出土しましたよ。」
「はい。」

「当時は、紀元前5000年頃の青銅器時代のものであるという説も唱えられましたよ。」
「そうなんですか。」

「もしそうであれば、世界最古の青銅器という可能性もありますよ。」
「それは貴重ですね。」

「現在では、彩色土器などは紀元前2000~3000年頃のものという説が有力とされていますよ。」
「そうなんだ。」

「黄河文明ともメソポタミア文明とも異なる、東南アジア独自の古代文明の発祥を示す資料として、考古学的に極めて重要な遺跡であることに違いありませんね。」
「はい。」

「研究の結果、当時この地では稲作・農耕が営まれ、製陶も盛んであったと考えられていますよ。」
「はい。」

「しかし、現在知られているタイの歴史より遥かに時代を遡るため、どの民族のものであるかは不明とされていますよ。」
「そうなんですか。」

「時代の特定と合わせて、バーンチエン遺跡は、未だ謎の多い世界遺産と言えますよ。」
「そうなんだ。」

「バーンチエン遺跡からは、土器を始めとして様々なものが発見されていますよ。」
「はい。」

「その中で、最も有名なのが彩色土器ですよ。」
「はい。」

「鮮やかな赤色の肌もさることながら、何より目を引くのは、土器の表面に描かれた渦巻き模様ですよ。」
「そうなんだ。」

「幾何学的な印象を与えるこの文様は、他では見ることのできない独特のものですよ。」
「そうなんですか。」

「世界中の研究者たちの注目を集めていますよ。」
「なるほど。」

「バーンチエンには、かつて遺跡を視察したタイ国王の意向により国立博物館が建てられましたよ。」
「はい。」

「土器や人骨、青銅器や鉄器など、バーンチエン遺跡からの出土品が展示されていますよ。」
「はい。」

「ジオラマやパネルで当時の生活・文化や青銅器の鋳造方法などが紹介されていますよ。」
「はい。」

「古代人のライフスタイルに、思いを馳せることができますよ。」
「そうなんだ。」

「バーンチエン遺跡では、あちこちで発掘が行われてきましたよ。」
「はい。」

「初期の発掘現場の一つは一般に公開されていますよ。」
「はい。」

「本物の遺跡跡を目の当たりにすることができますよ。」
「そうなんだ。」

「発掘現場には、割れた壺や人骨などがごろごろ転がったままですよ。」
「そうなんですか。」

「何とも言えない情緒と迫力がありますよ。」
「はい。」

「考古学好きでなくとも、剥き出しの古代遺跡には目を奪われることでしょう。」
「そうなんだ。」

「タイに行った際には、是非足を運んでみることをおススメします。」
「わかりました。」





東南アジアの世界遺産と人気のある観光地~ネパールのロイヤル・チトワン国立公園~

「ロイヤル・チトワン国立公園は、ネパール南部に位置している自然保護区域ですよ。」
「はい。」

「ロイヤル・チトワン国立公園と言えば、ヒマラヤ山脈の麓に広がるタライ平原にあります。希有な野生生物を救うため、1973年にネパール初の国立公園に指定され、さらに1984年にユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されました。首都カトマンズから飛行機で約30分、バスなら8時間。観光客は許可がないと立ち入りできません。」

「ネパールで、最初に国立公園に指定された場所ですよ。」
「はい。」

「多様な植生を誇るジャングルと絶滅の危機に瀕した野生動物が多数生息していますよ。」
「そうなんだ。」

「1984年にユネスコの世界遺産に登録されましたよ。」
「はい。」

「現在では、王権が廃止されたため、「ロイヤル」が外され「チトワン国立公園」という名称に変更されていますよ。」
「はい。」

「日本のガイドブックなどには、「ロイヤル・チトワン国立公園」という旧名で掲載されていることも多いですね。」
「そうなんだ。」

「ロイヤル・チトワン国立公園は、亜熱帯気候に属していますよ。」
「はい。」

「潤沢な河川と湿地帯特有の豊富な植生に恵まれていますよ。」
「はい。」

「公園の総面積は、932平方キロメートルですよ。」
「広いですね。」

「広大な森林や草原に加え、川辺にはカポックやアカシアなどの樹木や、エレファントグラスと呼ばれる人間よりも背の高い草などが鬱蒼と生い茂っていますよ。」
「そうなんですか。」

「エレファントグラスと言えば、イネ科チカラシバ属の多年草である。熱帯アフリカ原産で、牧草にする。高さ4~5メートルに達し、葉は下垂する。葉身長は30~120センチ。ネピアグラス。」

「アカシアと言えば、マメ科ネムノキ亜科アカシア属の総称である。アカシャ、アケイシャ。 日本では、「アカシアはちみつ」などのように、ニセアカシアをアカシアまたはアカシヤと呼ぶことが多い。」

「カポックと言えば、アオイ科(クロンキスト体系や新エングラー体系ではパンヤ科)セイバ属の落葉高木である。。パンヤ 、パンヤノキ。カポックもパンヤも、本来は繊維のことである。」

「我々の想像する“ジャングル”に近い印象の風景が広がっていますよ。」
「はい。」

「もちろん、これだけの自然が手つかずで残っていれば、そこに生息する動物たちの生態系も多様なバリエーションを見せますよ。」
「はい。」

「絶滅危惧種であるベンガルタイガー、ネパールにしか生息していないアジア一角サイ、淡水に住む珍しいイルカ、野生のアジアゾウ、湿地ワニ、ヒョウ、その他多種多様な野生動物を見ることができますよ。」
「いろいろいますね。」

「ベンガルタイガーと言えば、ベンガルトラはアジアを代表する肉食獣の一つである。 インドを中心にネパールなどにも生息する。環境破壊、狩猟などにより個体数が激減したので、保護政策などにより絶滅を防ぐ努力が世界各地で行われている。」

「ロイヤル・チトワン国立公園では、ゾウの背中に乗って公園内を見て回るエレファントサファリが一般的ですよ。」
「そうなんだ。」

「ロイヤル・チトワン国立公園と言えば、ヒマラヤ山脈の麓に広がるタライ平原にあります。希有な野生生物を救うため、1973年にネパール初の国立公園に指定され、さらに1984年にユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されました。首都カトマンズから飛行機で約30分、バスなら8時間。観光客は許可がないと立ち入りできません。」

「のんびりと野生動物たちを眺めながら、雄大な自然の中を探検することになりますよ。」
「はい。」

「手元のパンフレットなどと見比べながら、珍しい動物たちを目を凝らして探し出すのはたいへん面白い体験ですよ。」
「はい。」

「動物園の狭い檻に閉じこめられたものとは違った、自然そのものの姿を観察することができますよ。」
「いいですね。」

「もちろん、野生動物たちは公園内で自由に生活していますよ。」
「はい。」

「そのため、お目当ての動物に会えるかどうかは運次第ですよ。」
「そうでしょうね。」

「旅行者の体験談によると、アジア一角サイには、かなりの高確率で遭遇することができますよ。」
「はい。」

「人気の高いベンガルタイガーには、なかなかお目にかかれないのが実情ですよ。」
「はい。」

「ベンガルタイガーと言えば、ベンガルトラはアジアを代表する肉食獣の一つである。 インドを中心にネパールなどにも生息する。環境破壊、狩猟などにより個体数が激減したので、保護政策などにより絶滅を防ぐ努力が世界各地で行われている。」

「もし会えたら、ラッキー程度に考えておくといいかも知れませんね。」
「そうなんだ。」

「サファリ以外にも、カヌーによる川下りやバードウォッチングなどのアクティビティを楽しむことができますよ。」
「はい。」

「ロイヤル・チトワン国立公園には、450種類以上の野鳥が生息していますよ。」
「多いですね。」

「世界一とも言われていますよ。」
「そうなんだ。」

「ゾウの飼育場では、ゾウの子どもと握手することもできますよ。」
「はい。」

「ネパールに限らず、世界随一の植生と野生動物を誇る世界遺産「ロイヤル・チトワン国立公園」ですよ。」
「はい。」

「日本では到底お目にかかれない、大自然に触れることができますよ。」
「そうなんだ。」

「ネパールの首都カトマンズ(こちらも世界遺産に登録されています)からのアクセスも整備されていますよ。」
「そうなんですか。」

「気軽に足を運ぶことができるのも嬉しいですね。」
「そうですね。」





東南アジアの世界遺産と人気のある観光地~ネパールのカトマンズの渓谷~

「1979年、ネパールの首都カトマンズのある盆地とその周辺が、「カトマンズの渓谷」としてユネスコの世界遺産に登録されましたよ。」
「はい。」

「カトマンズの渓谷と言えば、ネパールの首都カトマンズのある盆地一帯のことである。ユネスコの世界遺産に登録されている。通常はカトマンズ盆地と呼ばれる。」

「その中には、カトマンズ市の他に、ラリトプル市とバクタプル市も含まれていますよ。」
「はい。」

「バクタプル市と言えば、バクタプルはネパールの市である。バドガオンまたはクオパはカトマンズから東に12キロ、カトマンズ盆地の東端にある古代ネワール人の都市である。バクタプル郡の郡庁所在地で、人口は約7万8000人である。」

「ラリトプル市と言えば、パタンはネパールの古都である。正式の都市名をラリトプルという。ネパール第3の都市である。 カトマンズ盆地南西部に位置し、準大都市自治体。豊かな文化遺産に恵まれる。」

「ネパールの首都カトマンズ市と言えば、ネパールの首都で最大の都市である。カトマンドゥとも呼ばれる。首都という場合、通常カトマンズ市をさすが、単にカトマンズという場合、カトマンズ盆地全体、カトマンズ郡(カトマンズ市部を含む)、あるいはカトマンズ首都圏(カトマンズ、パタン、バクタプルの各市部)を指す場合もあるので注意が必要である。」

「盆地は、「世界の屋根」ヒマラヤの南部、標高1300メートルに位置していますよ。」
「高い所ですね。」

「古代からこの地には、先住民であるネワール人が住んでいましたよ。」
「はい。」

「ネワール人と言えば、ネワール族は主にネパールのカトマンドゥー盆地一帯に居住する民族である。ネパールでは人口で5.48%(2001年)。6番目の民族である。主要言語はチベット・ビルマ語族のネワール語(ネパール・バサ語)。」

「そして、13世紀になってマッラ王朝が誕生しますよ。」
「はい。」

「マッラ王朝と言えば、15世紀にはヤクシャ・マッラ王の死後、長男ラーヤ・マッラ王が統治するバクタプルから二男のラトナ・マッラが独立し、カトマンズ・マッラ王朝を開く。」

「現在残っている寺院や宮殿は、この王朝時代に建立されたものがほとんどですよ。」
「そうなんだ。」

「初めは、バクタプルが王朝の中心でしたよ。」
「はい。」

「まず15世紀にカトマンズに、続いて17世紀にパタン(現在のラリトプル市)に、それぞれ新しい王が誕生し独立しますよ。」
「はい。」

「パタン(現在のラリトプル市)と言えば、パタンはネパールの古都である。正式の都市名をラリトプルという。」

「ラリトプル市と言えば、パタンはネパールの古都である。正式の都市名をラリトプルという。ネパール第3の都市である。 カトマンズ盆地南西部に位置し、準大都市自治体。豊かな文化遺産に恵まれる。」

「結果としてこの地には、カトマンズ、パタン、バクタプルの三つの王国が連立することになりましたよ。」
「そうなんですか。」

「パタン(現在のラリトプル市)と言えば、パタンはネパールの古都である。正式の都市名をラリトプルという。」

「そして、この三人の王が競い合うように、宮殿や寺院を建てましたよ。」
「はい。」

「それぞれの都市でネワール文化が花開き、後の世界遺産「カトマンズの渓谷」を生み出しましたよ。」
「はい。」

「ネワール文化と言えば、ネワール族の記録は4世紀のリッチャヴィ王朝(インド・アーリア系)から始まる。9世紀のデーヴァ王朝を経て、12世紀から18世紀にかけてネワール族のマッラ王朝が成立するとカトマンズ盆地にネワール文化が開花する。ネワールの文字であるネパール・バッサ文字は少なくとも1200年以上前からあったと考えられ、901年の「ニダン(Nidan)」書や1173年のサンク(Sankhu)村のバジラヨギニ寺院(Bajrayogini Temple)の石板などからも見られる。」

「かつて3つの王国がひしめきあった地だけあって、「カトマンズの渓谷」の見所はたくさんありますよ。」
「そうなんですか。」

「ここでは、特に人気の高いスポットを簡単に紹介しましょう。」
「お願いします。」

「まず、巨大なチベット仏教の仏塔“ボダナート”が、カトマンズにありますよ。」
「はい。」

「巨大なチベット仏教の仏塔“ボダナート”と言えば、ボダナートは仏教寺院で、直径27メートルもある世界最大級の仏塔があり、カトマンドゥ市街から北東8kmに位置します。この古く巨大な仏塔は世界中のチベット仏教の中心ともなっており、法衣に身を包んだ僧、チベット民族衣装を着けた礼拝者が後を絶ちません。」

「高さ約36メートルのネパール最大のもので、チベット仏教の中心地でもありますよ。」
「大きいですね。」

「丸いドームの上に、仏陀の知恵の目が四方に描かれた台座が置かれていますよ。」
「はい。」

「仏教の開祖である仏陀(ガウタマ・シッダールタ)と言えば、ブッダとは、狭い意味では仏教を始めた釈迦のことを言いますが、元々は、「目覚める」という動詞の過去分詞形で、広く「目覚めた人」「悟った人」を意味します。仏教の開祖であるお釈迦さまは、この釈迦族出身であり、釈迦族の聖者ということで釈迦牟尼(しゃかむに)と呼ばれます。お釈迦さまの本名は、サンスクリット語で、ガウタマ(ゴータマ)・シッダールタです(パーリ語だとゴータマ・シッダッタ)。ガウタマが姓で「最上(最高、最良)の牛」を意味します。シッダールタが名前で「目的を達成した人」を意味します。」

「その上に、三角の尖塔が乗った形をしていますよ。」
「はい。」

「尖塔のてっぺんからは、万国旗のようにカラフルな旗(タルチョー)が八方に伸びていますよ。」
「はい。」

「タルチョー(万国旗のようにカラフルな旗)と言えば、仏教寺院などでは、チベット語で「タルチョー」と呼ばれるたくさんの祈りの旗が、まるで運動会の万国旗のようにはためいています。」

「これぞ、ネパールという独特の光景を目にすることができますよ。」
「そうなんだ。」

「同じく、カトマンズにはネパール最大のヒンドゥー教寺院“パシュパティナート”も存在していますよ。」
「はい。」

「ネパール最大のヒンドゥー教寺院“パシュパティナート”と言えば、パシュパティナートは、カトマンズの中で最も古いヒンズー教の寺院であり、ユネスコ世界遺産の一つです。 パシュパティナート寺院はネパール最大のヒンドゥー教寺院だが、ヒンドゥー教徒以外は入れない。」

「ヒンドゥー教と言えば、ヒンドゥー教、慣用表記でヒンズー教は、インドやネパールで多数派を占める民族宗教である。ヒンドゥー教徒の数はインド国内で8.3億人、その他の国の信者を合わせると約9億人とされ、キリスト教、イスラム教に続いて、人口の上で世界で第3番目の宗教であるcite_note-1。」

「シヴァ神を祭った寺院で、火葬場としてもたいへん有名な場所ですよ。」
「そうなんだ。」

「カトマンズの霧は、この火葬場の煙であるとまで言われますよ。」
「はい。」

「ネパールにおける現人神クマリが住んでいる“クマリの館”も、カトマンズにありますよ。」
「はい。」

「“クマリの館”と言えば、ネパールの首都、カトマンドゥのダルバール広場にクマリの住まいであるクマリの館(Kumari Bahal)があり侍従達に囲まれて暮らす。特別な儀式以外には外出はせず、クマリの館の中で生活をする。 カトマンドゥのクマリの館に住む国王もひれ伏すロイヤル・クマリが最も有名であり、国の運命を占う予言者でもある。クマリという場合、概ねロイヤル・クマリを表す。」

「ネパールにおける現人神クマリと言えば、ネパールに住む生きた女神である。密教女神ヴァジラ・デーヴィー、ヒンドゥー教の女神ドゥルガーが宿り、ネパール王国の守護神である女神タレジュやアルナプルナの生まれ変わりとされており、国内から選ばれた満月生まれの仏教徒の少女が初潮を迎えるまでクマリとして役割を果たす。」

「クマリには、女神ヴァジラ・デーヴィーや女神ドゥルガーが宿っているとされていますよ。」
「そうなんですか。」

「女神ドゥルガーと言えば、ヒンドゥー教の女神である。その名は「近づき難い者」を意味する。外見は優美で美しいが、実際は恐るべき戦いの女神である。10本あるいは18本の腕にそれぞれ神授の武器を持つ。神々の要請によって魔族と戦った。シヴァ神の神妃とされ、パールヴァティーと同一視された。」

「女神ヴァジラ・デーヴィーと言えば、クマリには女神ヴァジラ・デーヴィーや女神ドゥルガーが宿っているとされ、国内から選ばれた一人の少女が初潮を迎えるまでその大役を務めます。」

「国内から選ばれた一人の少女が、初潮を迎えるまでその大役を務めますよ。」
「はい。」

「館には庭に面した窓があり、運が良ければそこからクマリが数秒間顔を出してくれますよ。」
「はい。」

「「カトマンズの渓谷」に含まれる3市には、それぞれダンバール広場と呼ばれる中央広場がありますよ。」
「はい。」

「ダンバール広場と言えば、ダルバール広場またはダルパール広場は、ネパールのカトマンズ渓谷内の3つの主要都市であるカトマンズ、パタン、バクタプルにそれぞれある王宮広場の名称で、周辺にはチベット仏教の寺院が集中して、ネワール人の芸術家や工芸師が製作した展示品等が多く存在する。」

「チベット仏教寺院や地元の工芸品などを売るお店が、集中していますよ。」
「そうなんだ。」

「あちこちに、寺院や宗教的なシンボルを目にすることができますよ。」
「はい。」

「特徴的な家並みや賑やかな露天など、広場周辺は情緒あふれる景観になっていますよ。」
「はい。」

「ネパールの首都周辺でもあり、国内におけるチベット仏教及びヒンドゥー教の最重要地でもありますよ。」
「そうなんだ。」

「ネワール文化の伝統を伝える世界遺産でもある「カトマンズの渓谷」は、ネパールのエキゾチックな魅力を味わうのに絶好の場所と言えるでしょう。」
「わかりました。」





東南アジアの世界遺産と人気のある観光地~ネパールの仏陀の生誕地ルンビニ~

「ネパールにある仏陀の生誕地ルンビニは、仏陀が誕生したと考えられている場所ですよ。」
「そうなんですか。」

「仏教の開祖である仏陀(ガウタマ・シッダールタ)と言えば、ブッダとは、狭い意味では仏教を始めた釈迦のことを言いますが、元々は、「目覚める」という動詞の過去分詞形で、広く「目覚めた人」「悟った人」を意味します。仏教の開祖であるお釈迦さまは、この釈迦族出身であり、釈迦族の聖者ということで釈迦牟尼(しゃかむに)と呼ばれます。お釈迦さまの本名は、サンスクリット語で、ガウタマ(ゴータマ)・シッダールタです(パーリ語だとゴータマ・シッダッタ)。ガウタマが姓で「最上(最高、最良)の牛」を意味します。シッダールタが名前で「目的を達成した人」を意味します。」

「仏陀の生誕地ルンビニと言えば、ネパールの南部タライ平原にある小さな村である。仏教の開祖・釈迦(本名・サンスクリット語:ガウタマ・シッダールター)の生まれたとされる地。仏教の八大聖地の1つでもある。」

「ネパールの南部、インドとの国境近くにある小さな村がルンビニですよ。」
「はい。」

「仏教における四大聖地のうちの一つに数えられ、多くの仏教徒が巡礼に訪れる神聖な場所ですよ。」
「そうなんだ。」

「1997年にユネスコの世界遺産に登録されましたよ。」
「はい。」

「紀元前623年、仏教の開祖である仏陀(ガウタマ・シッダールタ)は、カピラバストのスッドーダナ王と摩耶夫人(マーヤー)の間に誕生したとされますね。」
「はい。」

「摩耶夫人(マーヤー)と言えば、摩耶夫人(まや-ふじん/ぶにん、パーリ語またはサンスクリット:Maya マーヤー)は、ゴータマ・シッダッタ(またはガウタマ・シッダールタ 釈迦)の生母である。」

「スッドーダナ王と言えば、釈尊の父親の名前はスッドーダナといいます。漢訳経典では「浄飯王」と訳されています が、スッドーダナとは「浄い米飯」「白米の御飯」という意味です。」

「カピラバストと言えば、カピラバストゥは、釈迦生誕の国の名で,シャーキャ(釈迦)族の領土であった。〈カピラ〉はサーンキヤ(数論)学派の伝説的祖の名で〈バストゥ〉は住所を意味し,〈黄頭仙人住処〉と訳す。また迦毘羅衛(迦惟羅越)(かぴらえ)と音写される。」

「その誕生の経緯には、伝説がありますよ。」
「どんな伝説ですか?」

「ある日、摩耶夫人は6本の牙のもった白い象が体内に入ってくる夢を見ますよ。」
「はい。」

「摩耶夫人(マーヤー)と言えば、摩耶夫人(まや-ふじん/ぶにん、パーリ語またはサンスクリット:Maya マーヤー)は、ゴータマ・シッダッタ(またはガウタマ・シッダールタ 釈迦)の生母である。」

「それから10ヶ月ほど経った頃、摩耶夫人は出産のために故郷へ戻る途中、ルンビニの園で休んでいましたよ。」
「はい。」

「そこで無憂樹の枝に手を伸ばした時、腋の下から生まれてきたのが釈迦であったという話ですね。」
「本当ですか?」

「無憂樹と言えば、ムユウジュ(無憂樹・無憂華、無憂花)とはマメ科(ジャケツイバラ科)サラカ属(アショカノキ属)の常緑小高木または落葉中木である。別名に阿輸迦の木(アソカノキ、アショーカノキ)、阿輸迦樹(アショーカジュ)。仏教三大聖樹(仏教三霊樹)のひとつ。」

「生まれたばかりの釈迦は、まず7歩、歩を進めてから、右手で天を左手で地を指さして「天上天下唯我独尊」と口にしたと言われていますよ。」
「本当ですか?」

「天上天下唯我独尊と言えば、(仏)〔釈迦が誕生した時,四方に七歩ずつ歩み,右手で天を,左手で地を指して唱えたという言葉〕 宇宙の中で我より尊いものはない。てんじょうてんがゆいがどくそん。誕生偈(たんじようげ)。」

「世界遺産「仏陀の生誕地ルンビニ」の中心を占めるのがマーヤー・デーヴィー寺院ですよ。」
「はい。」

「マーヤー・デーヴィー寺院と言えば、マーヤー・デーヴィー寺院を中心に、アショーカ王が巡礼したときに建立された石柱、釈迦が産湯をつかったという池などが残る。巡礼者で賑わっているが、特に12月から1月にかけて多い。1997年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている。」

「この寺院には巡礼に来た仏教徒の姿が多く見られ、敬虔な祈りを捧げていますよ。」
「はい。」

「寺院内には、伝説にちなんだ、右手で天を左手で地を指さした仏陀の像が数多く納められていますよ。」
「そうなんだ。」

「仏陀の生誕地ルンビニには、アショーカ王がこの地に巡礼した際に建立したとされる石柱が残っていますよ。」
「はい。」

「アショーカ王と言えば、マウリヤ朝の第3代の王である。漢訳音写では阿育王と書かれる。インド亜大陸をほぼ統一した。釈尊滅後およそ100年(または200年)に現れたという伝説もあるアショーカ王は、古代インドにあって仏教を守護した大王として知られる。アショカとも表記される。」

「これは、マーヤー・デーヴィー寺院の西面すぐ近くにありますよ。」
「はい。」

「アショーカ王は、マウリヤ朝の3代目の国王(紀元前268~232頃在位)ですね。」
「はい。」

「マウリヤ朝と言えば、古代インドで栄えたマガダ国に興った王朝である。紀元前317年頃、チャンドラグプタによって建国された。アショーカ王の時に全盛期を迎え、南端部分を除くインド亜大陸全域を統一した。しかしアショーカ王の死後国家は分裂し、紀元前2世紀初頭、シュンガ朝の勃興により滅亡した。」

「伝説では、仏陀の入滅から100年後に誕生したとも言われていますよ。」
「そうなんだ。」

「インドのほぼ全域を支配下に置き、仏教を奨励したことで歴史上有名な人物ですね。」
「そうですね。」

「他にも、仏陀が産湯に浸かったとされる池など、観光スポットはありますよ。」
「はい。」

「仏陀の生誕地ルンビニのハイライトは、仏陀が誕生したとされる位置を示したマーカーストーンですよ。」
「はい。」

「仏陀が誕生したとされる位置を示したマーカーストーンと言えば、マヤ聖園は、アショカ王のマーカーストーン(仏陀生誕の地で あることを示す)を納めたマヤ聖堂、アショカ王の石柱、誕生場所の池、菩提樹を囲んで円形の公園になっている。」

「本当に正確な位置なのかどうかはわかりませんが、ケースに納められた石がピンポイントで生誕地を示していますよ。」
「そうなんだ。」

「世界宗教の一つであり、現在でも世界に数多くの信者を持つ宗教を生み出した人物・仏陀ですよ。」
「はい。」

「その彼が、ここで誕生し上述の奇跡を演じたと思えば、仏教徒でなくてもガラス越しに見る石に何かしら神聖なものを感じないではいられませんね。」
「そうなんだ。」

「現代風に言うと、パワースポットとでも呼びうる「仏陀の生誕地ルンビニ」ですよ。」
「はい。」

「日本人であれば、誰しもが仏教に馴染みがありますね。」
「そうですね。」

「その開祖が誕生した地に訪れれば、何かしらの感慨が生まれることでしょう。」
「はい。」

「ネパールを旅行した際には、是非訪れてみたい世界遺産の一つですね。」
「わかりました。」

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