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スリランカの世界遺産~シンハラジャ森林保護区・スリランカの中央高地・聖地アヌラーダプラ・古都ポロンナルワ・古都シーギリヤ・聖地キャンディ・ゴールの旧市街と要塞・ダンブッラの黄金寺院~





スリランカ 世界遺産

スリランカの世界遺産

「皆さんは、スリランカにどのような文化があるかご存じですか?」
「いいえ、知りません。」

「「インドと似たような国」ということは何となく知っている、という方が多いのではないでしょうか。」
「そうですね。」

「実際は、スリランカもインドと同様に、カレーがよく食べられる地域ですよ。」
「はい。」

「とにかくどこへ行っても、カレーが売られていますよ。」
「そうなんだ。」

「カレー以外の食べ物を探すのが大変なほどですよ。」
「そうなんですか。」

「あらゆる食べ物にカレーが使われているのが、スリランカの文化の一つですよ。」
「はい。」

「カレ-以外にどのような食文化があるかというと、一般的に広く知られているものは、紅茶くらいしかありませんよ。」
「はい。」

「その代わりに、スリランカは歴史的な建築物として、仏教遺跡が多く保存されていますよ。」
「そうなんだ。」

「スリランカは、日本から遠い国ですね。」
「そうですね。」

「行こうと思っても、簡単に行ける所ではありませんよ。」
「はい。」

「テレビ番組でピックアップしていると、たまに見るという程度ですね。」
「はい。」

「スリランカの文化に詳しい日本人は、なかなかいないのではないかと思われますよ。」
「そうですね。」

「実際行ってみると、バラエティに富んだ遺跡が数多く点在していますよ。」
「はい。」

「遺跡が好きな方には、堪らないスポットになっていますよ。」
「そうなんですか。」

「たとえば、スリランカには、8種類の世界遺産がありますよ。」
「はい。」

「北部エリアに位置する仏教系の古都「聖地アヌラーダプラ」、1255年までスリランカの首都だった都「古都ポロンナルワ」などがありますよ。」
「はい。」

「シンハラ王朝最初の首都である聖地アヌラーダプラと言えば、聖地アヌラーダプラは、スリランカ・北中部州の州都で、古代シンハラ王朝の政治・宗教の中心地として繁栄した地である。アヌラーダプラは、人工的に水を供給する灌漑システムの人造湖や外国人のための宿泊施設、病院、カーストごとの居住区など、優れた土木技術で都市計画が施工されたといわれています。また、仏陀が悟りを開いた聖地ブッタガヤから、アショカ王の妹・サンガミッタにより菩提樹がもたらしたとされ、スリランカ国民の7割が仏教徒である仏教の聖地にもなっています。長い繁栄を続けたアヌラーダプラですが、王位継承などの政情不安、タミル人との抗争で13世紀頃には衰退し、その歴史がとじています。」

「1255年までスリランカの首都だった都「古都ポロンナルワ」と言えば、1017年、南インド・タミル系のチョーラ王朝がランカ島の大勢を支配したことを受け、シンハラ王朝は首都をアヌラーダプラからポロンナルワに遷都した。シンハラ王のウィジャヤバーフ1世(Vijayabahu I)はその後チョーラ王朝を1070年に追放した。その後、ウィジャヤバーフ1世の孫にあたるパラークラマ・バーフ1世(Parakrama Bahu I)が首都構築に大きく貢献した。彼の治世の間、ポロンナルワは王の庇護の元、交易と農業が栄え黄金時代を迎える。」

「仏教系の古都「聖地アヌラーダプラ」と言えば、アヌラーダプラは、スリランカ北中部州にある古都である。北中部州の州都であり、アヌラーダプラ県の県都でもある。1982年、ユネスコの世界遺産に登録された。年代記の『マワーワンサ』(大史。6世紀初頭)や『チューラワンサ』(小史)によれば、紀元前5世紀から紀元11世紀に至る長い間、北部を根拠地としたシンハラ人を主とする王朝の王都として繁栄した。別の所に移されたこともあったが、短期間で元に戻っている。」

「かつて、カッサパ王によって建造された都である「古都シギリヤ」、仏教の聖地として知られる「聖地キャンディ」、植民地時代に繁栄を極めたエリアである「ゴール旧市街とその要塞群」などがありますよ。」
「そうなんだ。」

「植民地時代に繁栄を極めたエリアであるゴールと言えば、ゴールは、スリランカ南部州ゴール県の都市である。スリランカ南西海岸の先端部に位置しており、南部州の州都でかつゴール県の県都である。ガル、ギャルともいう。[ゴール旧市街とその要塞群]は、1988年に登録された世界遺産(文化遺産)。シンハラジャ森林保護区(世界遺産)に近く、周囲を豊かな自然に囲まれた町である。この町は14世紀にアラブ人の貿易地として発展した港町で、17世紀にポルトガルに代わってスリランカを植民地としたオランダは、ここに城塞都市を築いた。18世紀末からはイギリスの植民地となるが、イギリスもこのゴールを植民地経営の拠点とした。」

「仏教の聖地として知られる「聖地キャンディ」と言えば、州都キャンディはシンハラ王朝最後の都です。キャンディという名前は、シンハラ語の「カンデー・ウダ・ラタ(高い山の国)」の初めの部分をヨーロッパ人が誤って発音したのが始まりで、そのまま一般化したそうです。北方で栄えていたシンハラ王朝が、インドからの侵入者に追われて南下し、最後に、ここキャンディに落ち着いたのは、1474年のことでした。周囲の山々が外部からの侵入を阻み、1815年にイギリスにより滅ぼされるまで、300年にわたり繁栄を続けました。1988年には、スリランカ仏教の聖地として、「聖地キャンディ」の名前で、ユネスコ世界遺産に登録されています。」

「カッサパ王によって建造された都である「古都シギリヤ」と言えば、シギリヤは、スリランカの中部州のマータレーにある遺跡である。シギリヤの遺跡は、5世紀にカッサパ1世(英語版)(在位477~495年)によって建造された、要塞化した岩上の王宮跡と、それを取り囲む水路、庭園、貯蔵施設などの都市遺構からなる。」

「カッサパ王(スリランカ仏教の国王カッサパ1世)と言えば、シンハラ王朝の5世紀、ダートゥセーナ(英語版)王の息子カッサパ1世は、王の甥であり軍指令官でもあったミガラの支援を得てクーデターを起こし、477年には父親から王権を奪取する。シギリヤの遺跡は、5世紀にカッサパ1世(英語版)(在位477~495年)によって建造された、要塞化した岩上の王宮跡と、それを取り囲む水路、庭園、貯蔵施設などの都市遺構からなる。」

「そして、スリランカの世界遺産の中で最も良好な保存状態を保っている石窟寺院である「ダンブッラの黄金寺院」などの文化遺産が、スリランカのあらゆるところに点在していますよ。」
「はい。」

「スリランカのダンブッラと言えば、石窟寺院で有名なダンブッラは、地理的にスリランカのほぼ中心に位置しています。 ダンブッラは、コロンボの148キロメートル東方、キャンディの72キロメートル北方に位置します。」

「石窟寺院である「ダンブッラの黄金寺院」と言えば、ダンブッラの黄金寺院とは、1991年にユネスコの世界遺産に登録された石窟寺院である。コロンボの148キロメートル東方、キャンディの72キロメートル北方のダンブッラに位置する。スリランカにおいて、最も保存状態がよい石窟寺院として知られている。黄金寺院の周辺には、確認されているだけで80以上の洞窟がある。」

「さらに、“ライオンの王国”を意味する名前がつけられている「シンハラジャ森林保護区」や、三カ所の保護区を包括している世界遺産「スリランカの中央高地」などの自然遺産も保有されていますよ。」
「はい。」

「三カ所の保護区を包括している世界遺産「スリランカの中央高地」と言えば、「スリランカの中央高地」は、2010年の第34回世界遺産委員会で登録されたスリランカの世界遺産である。複合遺産として推薦されたが、文化遺産としての顕著な普遍的価値は認められず、自然遺産での登録となった。1988年のシンハラジャ森林保護区以来22年ぶりの、スリランカの自然遺産となった。」

「“ライオンの王国”を意味する名前がつけられている「シンハラジャ森林保護区」(「シンハラジャ」は「ライオンの王」という意味)と言えば、シンハラジャ森林保護区は、スリランカの国立公園の一つである。スリランカのみならず国際的にも重要なもので、1978年にユネスコの生物圏保護区となっただけでなく、1988年に世界遺産リストにも登録された。「シンハラジャ」は「ライオンの王国」を意味する。」

「一回の旅行では観光しきれないほど、豊富な数の世界遺産を保有していますよ。」
「そうなんですか。」

「世界にある936カ所の保有遺産のうちの8カ所と考えると、少なく感じられるかも知れませんね。」
「はい。」

「スリランカにある文化遺産は、いずれも宗教を研究する人にとって重要なスポットばかりですよ。」
「はい。」

「歴史的な建造物や宗教美術に興味のある方は、是非観光に訪れてほしいと思います。」
「わかりました。」

「世界遺産のある場所についても同じことが言えますが、スリランカには観光する上で注意しなければならない点が三つありますよ。」
「それは何ですか?」

「一点目は、物を押し売りする人が非常に多いということですよ。」
「はい。」

「断れば済むので、特にこれといった問題はありませんよ。」
「はい。」

「しかし、日本人などはお金を持っていると思われがちな人種なので、特に気をつける必要がありますよ。」
「そうですね。」

「相手が日本人だと分かると、あちらの人々はいつもより多く料金を徴収しようとしますよ。」
「そうなんだ。」

「たかられると断れないタイプの人は、くれぐれも注意しましょう。」
「わかりました。」

「そして、二点目の注意点は天候ですよ。」

「スリランカは、日本と違う熱帯地域なので、スコールがあったり、突然雲行きが怪しくなることが多々ありますよ。」
「はい。」

「置き傘を持ち歩かないと、かなり大変ですよ。」
「そうなんだ。」

「行きに降られてしまうと、世界遺産どころではなくなってしまいますよ。」
「はい。」

「どこへ行くにも、傘や雨合羽は必ず持ち歩くようにしましょう。」
「わかりました。」

「三点目の注意点は、皆さんも大体予想がつくかと思われますが、「蚊」の存在ですよ。」
「はい。」

「スリランカには、熱病を媒介する種類の蚊が棲息していますよ。」
「怖いですね。」

「日本の蚊と違って、刺された後のかゆみが尋常ではありませんよ。」
「はい。」

「酷い場合は、そのまま熱病にかかって入院することになるので、非常に危険ですよ。」
「はい。」

「免疫の弱い方は、何かと体調を崩しやすいですよ。」
「そうなんだ。」

「コンディションを万全に整えた上で、観光しましょう。」
「わかりました。」





スリランカの世界遺産~シンハラジャ森林保護区~

「スリランカには、「シンハラジャ森林保護区」という世界遺産がありますよ。」
「はい。」

「“ライオンの王国”を意味する名前がつけられている「シンハラジャ森林保護区」(「シンハラジャ」は「ライオンの王」という意味)と言えば、シンハラジャ森林保護区は、スリランカの国立公園の一つである。スリランカのみならず国際的にも重要なもので、1978年にユネスコの生物圏保護区となっただけでなく、1988年に世界遺産リストにも登録された。「シンハラジャ」は「ライオンの王国」を意味する。」

「この世界遺産は、1988年にユネスコの世界遺産に指定されていますよ。」
「はい。」

「スリランカ国内に留まらず、世界的にきわめて重要だとされている世界遺産ですよ。」
「そうなんですか。」

「野鳥やハ虫類、ほ乳類、両生類などが多様に繁殖していますよ。」
「はい。」

「このスポットは、二十一種類もの固有な鳥類が確認できるエリアとなっていますよ。」
「はい。」

「野性味あふれる動物と遭遇できる、ドラマチックな世界遺産として話題を呼んでいますよ。」
「そうなんだ。」

「ヒョウやワニなどの猛禽も棲息していますよ。」
「はい。」

「観光していると、緊張してしまうような雰囲気になっていますよ。」
「はい。」

「実際このシンハラジャ森林保護区には、十五匹程度のヒョウしか棲息していないとされていますよ。」
「そうなんですか。」

「人間と遭遇することは、まずないと言われる場所ですよ。」
「そうなんだ。」

「そのため、多様な生態系が確認できるスポットの中では、安全に探検できる方ですよ。」
「はい。」

「「ジャングル的な場所を探検してみたいけど、虫や動物が怖くて中々参加できない…」という方でも、比較的安心できるのではないかと思われますよ。」
「はい。」

「むしろ、他の世界遺産と比べて、動物と遭遇できる確率があまりにも低い場所ですよ。」
「そうなんですか。」

「もし、どう猛な動物の生態が気になっているのなら、他の世界遺産を観光するべきかも知れませんね。」
「はい。」

「なお、「シンハラジャ」は、「ライオンの王」という意味がありますよ。」
「はい。」

「シンハラジャ森林保護区には、森の王者であるライオンが住んでいるという噂が古くから囁かれていましたよ。」
「そうなんだ。」

「そのような森ですが、現在ではライオンの姿は確認されておらず、観光中にいきなり襲いかかってくることもまずありませんよ。」
「はい。」

「よっぽど奥ばった所へ迷いこみでもしない限り、危険な目に遭うことはありませんよ。」
「はい。」

「ガイドさんの後に従って移動しましょう。」
「わかりました。」

「もし迷子になったとしても、この世界遺産はそこまで広大な範囲ではありませんよ。」
「そうなんだ。」

「目印などに従って進めば、すぐに外へ出ることができますよ。」
「はい。」

「ゴムや紅茶類のプランテーションの影響で、この世界遺産の敷地は十分の一にまで減少していますよ。」
「はい。」

「プランテーションと言えば、プランテーションとは、大規模工場生産の方式を取り入れて、熱帯、亜熱帯地域の広大な農地に大量の資本を投入し、先住民や黒人奴隷などの安価な労働力を使って単一作物を大量に栽培する(モノカルチャー)大規模農園のことである。経営主体は、国営、企業、民間など様々である。経営する側をプランターと呼ぶ場合もある。スリランカではイギリス植民地時代に導入された。このとき労働力とされたのが南インドのタミル人である。彼らはイギリス人によってスリランカ(当時のイギリス領セイロン)へ安価な労働力として連れてこられ、農園経営者にすべてを統括管理されて暮らしていた。」

「迷ったとしても、必ず目印が見つかるのでご安心ください。」
「わかりました。」

「そして、注意点としてもう一点、認識しておかなければならないものがありますよ。」
「それは何ですか?」

「それは、突然の雨などの天候の変化ですよ。」
「はい。」

「シンハラジャ森林保護区の辺りは、雨が振ることが多いですよ。」
「はい。」

「雨天の際は、体が冷えないようにしっかりレインコートを被りながら、前方に注意して観光しましょう。」
「わかりました。」

「大量のヒルが出るスポットですよ。」
「いやですね。」

「女性は分厚いタイツを履いたり、虫よけスプレーを蒔いたりと、しっかり準備しておくのが賢明ですよ。」
「そうなんだ。」





スリランカの世界遺産~スリランカの中央高地~

「切り立った崖、直角に近い断崖絶壁の上から見下ろすと、はるかかなたに広がる地上がありますよ。」
「はい。」

「人は世界の終点で何を見るのでしょうか。」
「何でしょう。」

「そこにあるのは、希望それとも絶望?」
「どうでしょう。」

「「ワールドエンド」と呼ばれる場所があるのは、スリランカにあるホートンプレーンズ国立公園に指定されている自然保護区ですよ。」
「はい。」

「ホートンプレーンズ国立公園の「ワールドエンド」と言えば、ワールドエンド」と呼ばれる場所があるのは、スリランカにあるホートンプレーンズ国立公園に指定されている自然保護区です。 スリランカの中央高地はこのホートン プレーンズ国立公園、ナックルズ山地、ピーク野生生物保護区からなっています。」

「ホートンプレーンズ国立公園と言えば、ホートンプレインズ国立公園は、スリランカの中央高地で保護された領域であり、山地の草原と雲林で覆われている。ホートンプレインズは1969年に自然保護区となり、そのユニークな流域と生物多様性の値のために1988年に国立公園としてアップグレードされます。ホートンプレーンズワールドエンドキーの魅力であると、人気のある観光地です。」

「スリランカの中央高地は、このホートンプレーンズ国立公園、ナックルズ山地、ピーク野生生物保護区からなっていますよ。」
「はい。」

「ピーク野生生物保護区と言えば、ピーク野生生物保護区はスリランカでも三本の指に入る広大な保護区で、今からおよそ70年前に保護区の指定を受けた、アダムスピークという山がその中心となっています。」

「ナックルズ山地と言えば、スリランカの熱帯雨林は、中央高地群とナックルズ山地の標高1000m以上の低山帯やそれに準ずる湿潤な森林に代表される。」

「三カ所の保護区を包括している世界遺産「スリランカの中央高地」と言えば、「スリランカの中央高地」は、2010年の第34回世界遺産委員会で登録されたスリランカの世界遺産である。複合遺産として推薦されたが、文化遺産としての顕著な普遍的価値は認められず、自然遺産での登録となった。1988年のシンハラジャ森林保護区以来22年ぶりの、スリランカの自然遺産となった。」

「2010年に登録された、スリランカでの最新で8番目の世界遺産ですよ。」
「そうなんだ。」

「推薦当時は、複合遺産としての登録を目指していましたよ。」
「はい。」

「世界遺産としては、文化遺産としての価値は認められず自然遺産となりましたよ。」
「はい。」

「標高およそ2500メートルの熱帯雨林群は、多種多様な生物に富み、絶滅危惧種が多く生息していることでも知られていますよ。」
「そうなんだ。」

「今回の登録は、その部分が高く評価されてのことだと言えるでしょう。」
「はい。」

「スリランカにおける種子植物と脊椎動物の約半数が、この一帯にあると言われていますよ。」
「はい。」

「カオムラサキラングールやアカホソロリスなどの非常に珍しい動物が見られることも特徴ですよ。」
「そうなんですか。」

「アカホソロリスと言えば、スリランカの中央高地は、スリランカの中央部分がまるごと世界遺産に登録された形になります。ピグミーフォレスト(低木森林)や絶滅危機種アカホソロリス・スリランカヒョウなど希少動物がいるエリアの為、登録されたそうです。」

「カオムラサキラングール(絶滅危惧種のサル)と言えば、スリランカの中央高地のカオムラサキラングールはこの一帯だけに生息する絶滅危惧種のサルで顔の周りのふさふさの毛が特徴の愛嬌のある顔立ちをしています。」

「カオムラサキラングールは、この一帯だけに生息する絶滅危惧種のサルですよ。」
「そうなんだ。」

「顔の周りのふさふさの毛が特徴の、愛嬌のある顔立ちをしていますよ。」
「はい。」

「林が減ったことと、人間による狩猟のせいで急速に数が減っていますよ。」
「それは心配ですね。」

「森林伐採は、いまだに進行していますよ。」
「はい。」

「数十年先には絶滅してしまうのではないかと、危惧されている動物ですよ。」
「そうなんだ。」

「他に、スリランカヒョウなどがみられる場合もありますよ。」
「はい。」

「スリランカの中央高地にあるピーク野生生物保護区は、スリランカでも三本の指に入る広大な保護区ですよ。」
「はい。」

「ピーク野生生物保護区と言えば、ピーク野生生物保護区はスリランカでも三本の指に入る広大な保護区で、今からおよそ70年前に保護区の指定を受けた、アダムスピークという山がその中心となっています。」

「今からおよそ70年前に、保護区の指定を受けましたよ。」
「そうなんだ。」

「トウモロコシの形をしており、通称「神聖な足」という意味の現地の言葉で呼ばれていますよ。」
「はい。」

「聖峰アダムスと言う標高およそ2000メートルの山が、その中心となっていますよ。」
「はい。」

「スリランカ最大の聖地である聖峰アダムス(アダムス峰(アダムスピーク))と言う標高およそ2000メートルの山と言えば、スリランカの中央高地にあるピーク野生生物保護区はスリランカでも三本の指に入る広大な保護区で今からおよそ70年前に保護区の指定を受けました。トウモロコシの形をしており、通称「神聖な足」という意味の現地の言葉で呼ばれています。聖峰アダムスという標高およそ2000メートルの山がその中心となっています。このアダムス峰(アダムスピーク)はスリランカ最大の聖地で、仏教徒、キリスト教徒、ヒンズー教徒、イスラム教徒などの共有の聖地です。毎年たくさんの巡礼者や旅行者がこの山を登ります。そのためふもとの村は栄えていて、登山道もよく整備され、両側にはたくさんの土産物屋が並んでいます。」

「このアダムス峰(アダムスピーク)は、スリランカ最大の聖地ですよ。」
「そうなんですか。」

「仏教徒、キリスト教徒、ヒンズー教徒、イスラム教徒などの共有の聖地ですよ。」
「そうなんだ。」

「毎年たくさんの巡礼者や旅行者が、この山を登りますよ。」
「はい。」

「そのため、ふもとの村は栄えていますよ。」
「はい。」

「登山道もよく整備され、両側にはたくさんの土産物屋が並んでいますよ。」
「そうなんだ。」

「深夜に上り、頂上で朝日を拝むのが人気のコースですよ。」
「いいですね。」

「スリランカの代表的な芸術、美女の壁画もこの山の仏教遺跡群の中にありますよ。」
「はい。」

「ナックルズ山地は、これらの山林地帯よりも北東に位置する低山地帯ですよ。」
「はい。」

「これらの地域とは異なる植物や動物などが生息していますよ。」
「そうなんだ。」

「人生の地図に迷いこんだ時、その聖なる山々の息吹を感じながら、世界の終点で見えるものを探しにスリランカを訪れてみませんか。」
「わかりました。」





スリランカの世界遺産~聖地アヌラーダプラ~

「「九段下の駅を降りて坂道を~、屋根の上に光るたまねぎ~。」と思わず、爆風スランプの大きな玉ねぎの下を口ずさみたくなるような、武道館よりもかなり大きな玉ねぎ型の建物が、スリランカの世界遺産の一つである聖地アヌラーダプラの代表的な仏塔の一つですよ。」
「そうなんですか。」

「仏教系の古都「聖地アヌラーダプラ」と言えば、アヌラーダプラは、スリランカ北中部州にある古都である。北中部州の州都であり、アヌラーダプラ県の県都でもある。1982年、ユネスコの世界遺産に登録された。年代記の『マワーワンサ』(大史。6世紀初頭)や『チューラワンサ』(小史)によれば、紀元前5世紀から紀元11世紀に至る長い間、北部を根拠地としたシンハラ人を主とする王朝の王都として繁栄した。別の所に移されたこともあったが、短期間で元に戻っている。」

「聖地アヌラーダプラは、シンハラ王朝最初の首都として、およそ1000年もの間栄えてきましたよ。」
「はい。」

「シンハラ王朝最初の首都である聖地アヌラーダプラと言えば、聖地アヌラーダプラは、スリランカ・北中部州の州都で、古代シンハラ王朝の政治・宗教の中心地として繁栄した地である。アヌラーダプラは、人工的に水を供給する灌漑システムの人造湖や外国人のための宿泊施設、病院、カーストごとの居住区など、優れた土木技術で都市計画が施工されたといわれています。また、仏陀が悟りを開いた聖地ブッタガヤから、アショカ王の妹・サンガミッタにより菩提樹がもたらしたとされ、スリランカ国民の7割が仏教徒である仏教の聖地にもなっています。長い繁栄を続けたアヌラーダプラですが、王位継承などの政情不安、タミル人との抗争で13世紀頃には衰退し、その歴史がとじています。」

「シンハラ王朝と言えば、北部平原地帯における貯水灌漑システムが崩壊し、古代シンハラ文明の本拠地がジャングルと化した13世紀以降、シンハラ王朝の都は徐々に南西部の湿潤地帯に移っていった。」

「仏教伝来の首都だったので、多くの遺跡群が点在していますよ。」
「はい。」

「各々の遺跡が離れた場所にあるので、旅行者は徒歩で回るのは難しいと思いますよ。」
「そうなんだ。」

「多くの旅行者は、自転車を借りるか、三輪タクシーを利用して遺跡群を見てまわりますよ。」
「はい。」

「交通手段は、考えておいた方がいいでしょう。」
「わかりました。」

「主だった遺跡は、一日もあれば十分に見て回ることができますよ。」
「はい。」

「遺跡を見るには、チケットが必要ですよ。」
「はい。」

「その後の旅行のプランに合わせて、スリランカの他の遺跡を見るチケットとセット販売になっているものを利用すると、お得に観光できるかも知れませんよ。」
「そうなんだ。」

「遺跡群はほとんど、仏教に関するものですよ。」
「はい。」

「宗教上の観点から、帽子や靴を脱ぐことがしばしばあるので、汚れるのを覚悟しておきましょう。」
「わかりました。」

「ガイドなしで自由に遺跡を見て回る予定の人は、道に迷わないように事前に入念なチェックをしておく必要がありますよ。」
「はい。」

「路地はとても入り組んでいて、迷いやすいことを覚えておきましょう。」
「はい。」

「スリランカは、長い間仏教徒であるシンハラ人とヒンズー教徒との内紛が続いていますよ。」
「そうなんですか。」

「長い間仏教徒であるシンハラ人と言えば、シンハラ人は、スリランカの民族である。スリランカの総人口のうち約7割を占める民族集団で、大半は仏教徒(上座部仏教)であるが、一部にはキリスト教徒もいる。シンハラとはシンハラ語で「ライオン(獅子)の子孫」の意味である。」

「特に、世界遺産である聖地アヌラーダプラのような遺跡群は、テロの標的にもされやすいですよ。」
「はい。」

「観光する際は、巻き込まれないよう十分に注意しましょう。」
「わかりました。」

「アヌラーダプラは、紀元前5世紀から11世紀近くまで発展していましたよ。」
「はい。」

「その発展は、決して安定したものではありませんでしたよ。」
「はい。」

「実際、この間に何度か首都が別の場所に移されたこともありましたよ。」
「そうなんだ。」

「幸い短期間で首都を再びアヌラーダプラに戻すことができましたよ。」
「はい。」

「11世紀頃、ついに南インドからの侵入者と内紛が重なり、首都を別の場所に移しましたよ。」
「はい。」

「遺跡には巨大な仏塔がたくさん見られ、玉ねぎのような半球状の石やレンガ造りでできた特徴的な建物ですよ。」
「そうなんだ。」

「近年、新しい町としても発展してきましたよ。」
「はい。」

「遺跡群が点在しているため、古い町と新しい町というように区分けをして遺跡群を保護しているようですよ。」
「そうなんだ。」

「主な遺跡としては、イスルムニヤ寺院、ジェーターワナ仏塔、ダクヌ仏塔、トゥーパーラーマ仏塔、ベッサギリ寺院、ミリサワティ仏塔、ランカーラーマ仏塔、ルワンワリサーヤ仏塔などがありますよ。」
「いろいろありますね。」

「ルワンワリサーヤ仏塔と言えば、主な遺跡には、ベッサギリ寺院、イスルムニヤ寺院、ダクヌ仏塔、ミリサワティ仏塔、ルワンワリサーヤ仏塔、ジェーターワナ仏塔、トゥーパーラーマ仏塔、ランカーラーマ仏塔などがある。」

「ランカーラーマ仏塔と言えば、主な遺跡には、ベッサギリ寺院、イスルムニヤ寺院、ダクヌ仏塔、ミリサワティ仏塔、ルワンワリサーヤ仏塔、ジェーターワナ仏塔、トゥーパーラーマ仏塔、ランカーラーマ仏塔などがある。」

「ミリサワティ仏塔と言えば、主な遺跡には、ベッサギリ寺院、イスルムニヤ寺院、ダクヌ仏塔、ミリサワティ仏塔、ルワンワリサーヤ仏塔、ジェーターワナ仏塔、トゥーパーラーマ仏塔、ランカーラーマ仏塔などがある。」

「ベッサギリ寺院と言えば、主な遺跡には、ベッサギリ寺院、イスルムニヤ寺院、ダクヌ仏塔、ミリサワティ仏塔、ルワンワリサーヤ仏塔、ジェーターワナ仏塔、トゥーパーラーマ仏塔、ランカーラーマ仏塔などがある。」

「トゥーパーラーマ仏塔と言えば、主な遺跡には、ベッサギリ寺院、イスルムニヤ寺院、ダクヌ仏塔、ミリサワティ仏塔、ルワンワリサーヤ仏塔、ジェーターワナ仏塔、トゥーパーラーマ仏塔、ランカーラーマ仏塔などがある。紀元前4世紀に建てられたアヌラーダプラ最古のダーガバ(仏塔)である。仏陀の右鎖骨を祀るために建てられた。」

「ダクヌ仏塔と言えば、主な遺跡には、ベッサギリ寺院、イスルムニヤ寺院、ダクヌ仏塔、ミリサワティ仏塔、ルワンワリサーヤ仏塔、ジェーターワナ仏塔、トゥーパーラーマ仏塔、ランカーラーマ仏塔などがある。」

「ジェーターワナ仏塔と言えば、主な遺跡には、ベッサギリ寺院、イスルムニヤ寺院、ダクヌ仏塔、ミリサワティ仏塔、ルワンワリサーヤ仏塔、ジェーターワナ仏塔、トゥーパーラーマ仏塔、ランカーラーマ仏塔などがある。三大仏塔の一つ、122メートルの高さを誇る最大のダーガバ(仏塔)。」

「イスルムニヤ寺院と言えば、スリランカ中央部の文化三角地帯内の北に位置するアヌラーダプラは、シンハラ王朝最初の都であり、スリランカの仏教はここから始まりました。イスルムニヤ精舎はスリランカ最初の仏教寺院と言われています。イスルムニヤ精舎は元々スリランカに仏教が伝来して間もない紀元前3世紀に建てられた石窟の僧院だったそうです。僧院は後に寺院とされ、更に、比較的最近になって石窟を覆うような形で、今の本堂の建物が建てられました。」





スリランカの世界遺産~古都ポロンナルワ~

「深いジャングルの奥に眠る、神々しいブッダの像がありますよ。」
「はい。」

「その姿は慈悲にあふれ、見るものの贖罪を促しますよ。」
「はい。」

「およそ600年前のスリランカに思いをはせると、そんな光景が思い浮かびますね。」
「そうなんだ。」

「ここは、スリランカの世界遺産、古代都市ポロンナルワですよ。」
「はい。」

「聖地アヌラーダプラが南インドからの侵攻により陥落した後、ポロンナルワの地に首都が移されましたよ。」
「はい。」

「仏教系の古都「聖地アヌラーダプラ」と言えば、アヌラーダプラは、スリランカ北中部州にある古都である。北中部州の州都であり、アヌラーダプラ県の県都でもある。1982年、ユネスコの世界遺産に登録された。年代記の『マワーワンサ』(大史。6世紀初頭)や『チューラワンサ』(小史)によれば、紀元前5世紀から紀元11世紀に至る長い間、北部を根拠地としたシンハラ人を主とする王朝の王都として繁栄した。別の所に移されたこともあったが、短期間で元に戻っている。」

「その後、13世紀に再び南インドの侵略が始まり首都がセイロン島に移されるまで、11世紀から13世紀にかけて、およそ200年の間首都として栄えましたよ。」
「そうなんだ。」

「セイロン島と言えば、セイロン島は、インド洋に浮かぶ島嶼の一つである。全島がスリランカ民主社会主義共和国の主要な領土となっている。セイロンの名称の由来は、紀元前5世紀に最初の王朝の初代の王になったとされるウィジャヤが、シンハ(サンスクリット語 simha 。パーリ語はシーハ siha)、つまりライオン(獅子)と人間との間に生まれた親の子供であったことから、子孫をシンハラ、ライオン(獅子)の子孫といい、島の名をシンハ・ディーパ、ライオンの島(法顕の『仏国記』では師子島)と呼んだことに因む。」

「その後のポロンナルワは、他の施設として活用されることはなく、事実上廃墟の都市と化し、ジャングルに埋もれていきましたよ。」
「はい。」

「文化遺産として注目されるまで、ポロンナルワは長い間ジャングルの奥地に眠る神聖な場所でしたよ。」
「はい。」

「古代都市ポロンナルワには、美しい石像が良い状態で多く見られますよ。」
「そうなんですか。」

「その中でも異彩の存在感を放つのが、眠るブッダの像ですよ。」
「そうなんだ。」

「深いジャングルの中、ブッダは何を考え眠っていたのか、巨大な石像の前に立つと、ふとそんな物思いにふけってしまいそうですね。」
「はい。」

「11世紀には、当時の王が貯水池を作るなど灌漑施設を充実させ、ポロンナルワは最も栄えましたよ。」
「はい。」

「寺院なども充実し、他国から僧侶などが訪れるほど著名な仏教都市でしたよ。」
「そうなんだ。」

「しかし、その繁栄は長くは続きませんでしたよ。」
「そうなんですか。」

「そこに今も残る遺跡群から、当時の繁栄をうかがい知ることができますよ。」
「はい。」

「宮殿は、現在は一部しか残っていませんよ。」
「はい。」

「当時は、7階建ての巨大な建物でしたよ。」
「そうなんですか。」

「聖地アヌラーダプラにある仏塔を模して造られた塔もありますよ。」
「はい。」

「かつて、ブッダの犬歯がおさめられていた寺院もそこにあったようですよ。」
「はい。」

「諸外国の寺院を模した建物もありますよ。」
「そうなんだ。」

「この時代のポロンナルワが、国外との交流も行っていたことがわかりますね。」
「はい。」

「国内外の人々にとって、重要な信仰の中心地でもありましたよ。」
「はい。」

「眠るブッダの他にも、座っているブッダの像、立っているブッダの像、当時の王と見られる人物の像など、すばらしい石像群は一見の価値がありますよ。」
「はい。」

「ポロンナルワは、アヌラーダプラとは違い比較的道もわかりやすく、周りやすいと言われていますよ。」
「そうなんですか。」

「自転車など小回りのきくもので周ると、効率よく見学することができますよ。」
「はい。」

「遺跡群は有料なので、チケットを購入する必要がありますよ。」
「はい。」

「遺跡群の入り口で買うことができますよ。」
「そうなんだ。」

「遺跡は南北に広がっており、南には宮殿の遺跡がありますよ。」
「はい。」

「手始めに古代の宮殿の跡を見学し、当時の暮らしを思い描くのもいいかも知れませんね。」
「はい。」

「遺跡周辺には、サルが多く生息していますよ。」
「そうなんだ。」





スリランカの世界遺産~古都シーギリヤ~

「神々しくそびえ立つ岩の上の神殿の跡がありますよ。」
「はい。」

「太陽の光を浴びて地上から浮き上がるそのたたずまいは、天空の城ラピュタを彷彿とさせますよ。」
「はい。」

「天空の城ラピュタと言えば、『天空の城ラピュタ』は、スタジオジプリ制作の宮崎駿監督の長編アニメーション作品である。1986年8月2日から東映洋画系の103館で公開された。同時上映作品は、テレビアニメ『名探偵ホームズ』で宮崎駿が監督した『ミセス・ハドソン人質事件』と『ドーバー海峡の大空中戦!』。」

「ここは、スリランカの代表的な世界遺産である古代都市シギリヤですよ。」
「そうなんだ。」

「スリランカには、ここを含め8つの世界遺産がありますよ。」
「はい。」

「多くのツアリストたちが、シギリヤを一番の見所として挙げていますね。」
「そうなんですか。」

「古代都市シギリヤは、5世紀に当時のスリランカ仏教の国王カッサパ1世によって建設されましたよ。」
「はい。」

「スリランカ仏教と言えば、南伝仏教とも呼ばれるスリランカの仏教は、分別説部(赤銅金葉部)の流れを汲み、パーリ語経典を奉じる上座部仏教と称する仏教であり、シンハラ人を中心に信仰を集める。ミャンマー・タイなど東南アジアに広まった上座部仏教は、このスリランカの仏教が起源である。」

「カッサパは身分の低い母をもち、王宮出身の母を持つ腹違いの弟に国王の座を奪われるのを恐れていましたよ。」
「はい。」

「そして、都市から離れたシギリヤに首都を移しましたよ。」
「そうなんだ。」

「シギリヤでは、要塞の機能としてシギリヤロックという高い岩の上に城を作り、いつ何時敵の襲撃を受けても安心な防衛機能を備えていましたよ。」
「はい。」

「普段は岩の下の宮殿で暮らし、敵が攻めてくると岩に上って生活していたようですよ。」
「はい。」

「現在は、宮殿の跡しか残っていませんよ。」
「そうなんですか。」

「生い茂るジャングルの中、突如現れる要塞に、当時の人々の暮らしを垣間見ることができますね。」
「はい。」

「周辺のジャングルには、ゾウが生息しているそうですよ。」
「はい。」

「このシギリヤロックの壁面に描かれているのが、有名なシギリヤレディたちですよ。」
「そうなんだ。」

「シギリヤロックの壁面に描かれている有名なシギリヤレディと言えば、世界遺産にも指定されているシギリヤは、スリランカの仏教王国の王、カッサパ王が建てた岩の上の城を中心とした遺跡です。シギリヤ・ロックの壁面に有名なシギリヤ・レディと呼ばれる壁画があります。かつては500人にも及ぶ女性が描かれていたと言われていますが、現在は11人だけ残っている。」

「当初は500人近くの女性が描かれていましたよ。」
「はい。」

「現在は、およそ10人程度の女性しか見られませんよ。」
「はい。」

「その壁画はとても美しく、2000年以上前に描かれたものとは思えないほど精巧に鮮やかな色彩で残っていますよ。」
「そうなんだ。」

「線画の上に着色をするといった技法で描かれていたようですよ。」
「はい。」

「王冠をかぶり美しい装飾品を身に付けた身分の高そうな女性も描かれていますよ。」
「はい。」

「王妃が存在していたのかも知れませんね。」
「そうなんだ。」

「シギリヤという言葉は、ライオンの喉という意味ですよ。」
「はい。」

「その名にふさわしく頂上に上るための入り口の階段は、ライオンの足の像の間にあり、かつてはそこにライオンの頭もあったのかも知れないと想像させますね。」
「はい。」

「足の指から鋭い爪まで立体的に精巧に彫られていますよ。」
「そうなんだ。」

「入り口のライオン像自体が一つの芸術作品のようですよ。」
「はい。」

「入り口を入ると急で危険な岩道が続き、頂上にたどり着くのは一苦労ですよ。」
「そうなんですか。」

「頂上からの景色も素晴らしく圧倒されますよ。」
「そうなんだ。」

「それまでの危険な登り道を忘れてしまうくらいの360度見渡す限りのパノラマですよ。」
「いいですね。」

「そこから見下ろすスリランカの大地はきっと格別でしょう。」
「はい。」

「岩下の宮殿の跡も当時の暮らしぶりをうかがわせますね。」
「はい。」

「宮殿の周りは整然と区画整備され、建物や水路などがあったことがわかりますよ。」
「そうなんだ。」

「そんな繁栄が十数年で終わることなど、当時の人々は想像すらできなかったでしょうね。」
「はい。」

「シギリヤは首都として陥落した後、修道院として機能していましたよ。」
「はい。」

「しかし、それも14世紀頃までに徐々に衰退していったと言われていますよ。」
「そうなんだ。」

「スリランカと言えば、シギリヤと言っても過言ではないくらい、たくさんの魅力がつまった古代都市シギリヤは、一見の価値がありますよ。」
「わかりました。」





スリランカの世界遺産~聖地キャンディ~

「キャンディは、スリランカの人々にとって、世界遺産にも登録された重要な聖地ですよ。」
「はい。」

「聖地キャンディは、セイロン島の中央のセントラル州に位置し、シンハラ王朝最後の都ですよ。」
「はい。」

「セイロン島の中央のセントラル州と言えば、聖地キャンディはセイロン島の中央であるセントラル州に位置し、シンハラ王朝最後の都です。16世紀から19世紀までスリランカの首都として栄えてきました。」

「セイロン島と言えば、セイロン島は、インド洋に浮かぶ島嶼の一つである。全島がスリランカ民主社会主義共和国の主要な領土となっている。セイロンの名称の由来は、紀元前5世紀に最初の王朝の初代の王になったとされるウィジャヤが、シンハ(サンスクリット語 simha 。パーリ語はシーハ siha)、つまりライオン(獅子)と人間との間に生まれた親の子供であったことから、子孫をシンハラ、ライオン(獅子)の子孫といい、島の名をシンハ・ディーパ、ライオンの島(法顕の『仏国記』では師子島)と呼んだことに因む。」

「シンハラ王朝と言えば、北部平原地帯における貯水灌漑システムが崩壊し、古代シンハラ文明の本拠地がジャングルと化した13世紀以降、シンハラ王朝の都は徐々に南西部の湿潤地帯に移っていった。」

「仏教の聖地として知られる「聖地キャンディ」と言えば、州都キャンディはシンハラ王朝最後の都です。キャンディという名前は、シンハラ語の「カンデー・ウダ・ラタ(高い山の国)」の初めの部分をヨーロッパ人が誤って発音したのが始まりで、そのまま一般化したそうです。北方で栄えていたシンハラ王朝が、インドからの侵入者に追われて南下し、最後に、ここキャンディに落ち着いたのは、1474年のことでした。周囲の山々が外部からの侵入を阻み、1815年にイギリスにより滅ぼされるまで、300年にわたり繁栄を続けました。1988年には、スリランカ仏教の聖地として、「聖地キャンディ」の名前で、ユネスコ世界遺産に登録されています。」

「16世紀から19世紀まで、スリランカの首都として栄えてきましたよ。」
「そうなんだ。」

「キャンディは、ブッダの犬歯が納められている仏歯寺・別名ダラダー・マーリガーワ寺院を中心としていますよ。」
「はい。」

「ブッダの犬歯が納められている仏歯寺・別名ダラダー・マーリガーワ寺院と言えば、ダラダー・マーリガーワ寺院は別名佛歯寺と言われます。町の中心部、仏教聖地であるキャンディにあります。釈迦(仏陀)の犬歯(仏歯)が納められていると伝えられています。1982年、ユネスコの世界遺産に「聖地キャンディ」としてこの地域全体が登録されました。」

「ダラダー・マーリガーワ寺院は、キャンディ湖の湖畔に建てられていますよ。」
「そうなんだ。」

「キャンディ湖と言えば、キャンディ湖は、スリランカの中部州キャンディにある湖である。19世紀初めに、12年の歳月をかけてキャンディ王国最後の王であるスリー・ウィクラマ・ラジャシンハ(英語版)により造られた人造湖である。湖の中央にある島は当時王宮からトンネルで行くことができ、王のハーレムになっていた。イギリス占領下においては軍倉庫として使われていた。湖畔には佛歯寺として知られるダラダー・マーリガーワ寺院が建っている。」

「キャンディ湖とは、キャンディ王国最後の王によって作られた人工の湖ですね。」
「はい。」

「湖の中央の島は、当時王のハーレムであったと言われていますよ。」
「そうなんですか。」

「なみなみと豊かな水をたたえた四角く整備された人工湖のほとりに建つ寺院は、神聖な雰囲気を醸し出していますよ。」
「はい。」

「ブッダの犬歯は、4世紀にインドから持ち込まれたと言われていますよ。」
「はい。」

「強い力を持つ者として、スリランカ仏教におけるシンボルのようにあがめられてきましたよ。」
「そうなんだ。」

「スリランカ仏教と言えば、南伝仏教とも呼ばれるスリランカの仏教は、分別説部(赤銅金葉部)の流れを汲み、パーリ語経典を奉じる上座部仏教と称する仏教であり、シンハラ人を中心に信仰を集める。ミャンマー・タイなど東南アジアに広まった上座部仏教は、このスリランカの仏教が起源である。」

「お寺のシンボルは、独特な八角形の小さな塔ですよ。」
「はい。」

「中には、ブッダの像や美しい彫刻、木工装飾など、16世紀から19世紀の芸術品の数々がありますよ。」
「はい。」

「その華やかさは、日本の寺院とは異なる趣を出していますよ。」
「そうなんですか。」

「ダラダー・マーリガーワ寺院は、一日中公開されていますよ。」
「はい。」

「仏歯のある部屋が開けられるのは、一日3回の礼拝の時だけだそうですよ。」
「そうなんだ。」

「礼拝(プージャー)の時間に合わせて列を作り、流れるように順番に仏歯の入った金の仏像の前で拝むという形で礼拝が行われているそうですよ。」
「はい。」

「仏歯自体は、数年に一度しか公開されていませんよ。」
「そうなんですか。」

「観光で行った先で見られることは、めったにないでしょう。」
「そうなんだ。」

「最近では、この仏歯がテロの標的として狙われることもありますよ。」
「はい。」

「伝統を守り続けるのも大変なようですよ。」
「はい。」

「仏歯は、スリランカで最大の祭、エサラ・ペラヘラ祭でも用いられますよ。」
「そうなんだ。」

「スリランカで最大の祭、エサラ・ペラヘラ祭と言えば、エサラ・ペラヘラ祭は、スリランカ中部州キャンディで行われる祭りである。ペラヘラは行列を意味する言葉で、祭り自体はスリランカ国内各地で行なわれているが、キャンディのエサラの月の新月から満月にかけての2週間で行なわれるエサラ・ペラヘラ祭は、中でも最大の規模である。」

「エサラ・ペラヘラ祭では、神の使いと言われる象の背中に仏歯が乗せられ、たくさんの武器とともに町中を練り歩きますよ。」
「はい。」

「毎年、7月から8月に開催されますよ。」
「はい。」

「華やかに彩られた行列を見に、国内外からたくさんの人々が訪れますよ。」
「そうなんですか。」

「現在のキャンディは、人口10万人以上の中核都市で、経済発展の中心地でもありますよ。」
「はい。」

「近代的な部分と、伝統を守り続ける古都の面影が混在し、味わいのある独特な街並みを見ると、世界遺産となっているのもうなづけますね。」
「はい。」

「ペケ×ポンでお馴染みの、にしゃんたさんの出身地であるとも言われていますよ。」
「そうなんですか。」

「テレビ番組「ペケ×ポン」の「にしゃんた」さんと言えば、芸名「にしゃんた」さんは、スリランカ出身の男性です。」

「テレビ番組「ペケ×ポン」と言えば、『ペケ×ポン』は、2007年4月10日からフジテレビで放送されているクイズ・ゲーム企画を主体にしたバラエティ番組である。また、2007年10月16日からは深夜バラエティ番組で最初の字幕放送を実施。」

「キャンディを訪れると、伝統的に受け継がれたキャンディダンスを見ることもできますよ。」
「はい。」

「キャンディダンスと言えば、キャンディダンスは、キャンディに王朝があった時代、宮廷舞踊として舞われたようです。スリランカの代表的舞踊だそうです。ドラムなど楽器の演奏はリズミカルで、特に男性の踊りは激しく、アクロバティックで見応えがある。」

「中でも、真っ赤に焼いた石の上を歩く火渡りは、一見の価値がありますよ。」
「そうなんだ。」

「お釈迦様の4本しかない貴重な犬歯ですよ。」
「はい。」

「拝むことができたら、きっとご利益があるでしょう。」
「わかりました。」





スリランカの世界遺産~ゴールの旧市街と要塞~

「なぎ倒された木々、流された線路、流れ着いたがれきの山、ここはスマトラ島沖地震の際、津波被害を受けたスリランカの地ですよ。」
「はい。」

「スマトラ島沖地震と言えば、スマトラ島沖地震は、スマトラ島周辺で起こる大きな地震の名称である。スマトラ沖地震、スマトラ地震とも通称される(後者についてはスマトラ島内で発生した地震との使い分けに留意)。なお、単にスマトラ島沖地震という場合、通常は2004年に発生したマグニチュード9.1の地震を指すことが多い。」

「スリランカでは、スマトラ島沖津波被害で約3万人もの犠牲者を出しましたよ。」
「そうなんですか。」

「周辺国の中でも、2番目に犠牲者の多い地域となりましたよ。」
「そうなんだ。」

「ゴール地方にも、この甚大な被害を出した津波はやってきましたよ。」
「はい。」

「しかし、ゴール旧市街地は、奇跡的に犠牲者を出さずにすみましたよ。」
「そうなんですか。」

「植民地時代に繁栄を極めたエリアであるゴールと言えば、ゴールは、スリランカ南部州ゴール県の都市である。スリランカ南西海岸の先端部に位置しており、南部州の州都でかつゴール県の県都である。ガル、ギャルともいう。[ゴール旧市街とその要塞群]は、1988年に登録された世界遺産(文化遺産)。シンハラジャ森林保護区(世界遺産)に近く、周囲を豊かな自然に囲まれた町である。この町は14世紀にアラブ人の貿易地として発展した港町で、17世紀にポルトガルに代わってスリランカを植民地としたオランダは、ここに城塞都市を築いた。18世紀末からはイギリスの植民地となるが、イギリスもこのゴールを植民地経営の拠点とした。」

「ゴール旧市街地をぐるりと囲む城壁が、町を津波から守りましたよ。」
「そうなんだ。」

「城壁は、低い所でも6メートルありますよ。」
「はい。」

「高い所では、20メートル近くありますよ。」
「高いですね。」

「あの巨大な6メートルの津波も、ぎりぎりのところで防ぐことができましたよ。」
「そうなんだ。」

「城壁外の新市街地では、多くの犠牲者を出しましたよ。」
「はい。」

「一方、要塞の中では一人の犠牲者も出ませんでしたよ。」
「はい。」

「実は、この城壁はスリランカ人にとっては、苦しい支配の歴史の象徴でもあり、決して歓迎できるものではありませんでしたよ。」
「そうなんですか。」

「ゴール地方は、スリランカの南西部にある都市ですね。」
「はい。」

「長い間、植民地として様々な国々の支配下に置かれていましたよ。」
「そうなんだ。」

「現在、世界遺産として残る城壁や要塞の数々は、17世紀にポルトガルに代わってスリランカを支配したオランダによって造られましたよ。」
「はい。」

「18世紀末からは、オランダに代わってイギリスの支配下となりましたよ。」
「はい。」

「ゴールは、イギリスにも同じように植民地支配の象徴として扱われましたよ。」
「そうなんだ。」

「スリランカでも数少ない、異国情緒漂う西洋風の宿泊施設や聖堂などが残るのも、そのためだと言われていますよ。」
「はい。」

「ヨーロッパの情緒とアジアの伝統がミックスされて、独特な雰囲気を醸し出していますよ。」
「はい。」

「その後、20世紀にスリランカが独立した後も、この城壁や要塞群は壊されず保護されてきましたよ。」
「そうなんだ。」

「スリランカ人にとっては、支配の歴史の象徴であるこれらの遺産群ですよ。」
「はい。」

「どうして、彼らは壊さず守ることにしたのでしょうか。」
「そうですね。」

「一説には、「オランダ人に命令されて作ったとはいえ、実際に汗を流して造ったのは同じスリランカ人である」という考えからだと言われていますよ。」
「はい。」

「スリランカ人のそんな寛容な心が、2004年の津波被害から旧市街の人々を守ったのではないでしょうか。」
「そうですね。」

「ゴール地方は、1988年スリランカの文化遺産として世界遺産に登録されましたよ。」
「はい。」

「現在も、観光客の間で人気の観光スポットになっていますよ。」
「はい。」

「日本人も多く訪れますよ。」
「そうなんだ。」

「おしゃれな西洋風のカフェ、雑貨屋、落ち着いた雰囲気の聖堂があり、伝統的なアジアとは違った印象が、人気の秘訣とも言えますね。」
「わかりました。」





スリランカの世界遺産~ダンブッラの黄金寺院~

「スリランカのへその部分、ほぼ中心に控えめに盛り上がる岩々の中に、太古の昔からスリランカの人々を見守っているダンブッラの黄金寺院はありますよ。」
「はい。」

「スリランカのダンブッラと言えば、石窟寺院で有名なダンブッラは、地理的にスリランカのほぼ中心に位置しています。 ダンブッラは、コロンボの148キロメートル東方、キャンディの72キロメートル北方に位置します。」

「石窟寺院である「ダンブッラの黄金寺院」と言えば、ダンブッラの黄金寺院とは、1991年にユネスコの世界遺産に登録された石窟寺院である。コロンボの148キロメートル東方、キャンディの72キロメートル北方のダンブッラに位置する。スリランカにおいて、最も保存状態がよい石窟寺院として知られている。黄金寺院の周辺には、確認されているだけで80以上の洞窟がある。」

「紀元前1世紀、当時のシンハラ王朝の王は南インドからの侵略から逃れるため、この地に身を隠しましたよ。」
「はい。」

「シンハラ王朝と言えば、北部平原地帯における貯水灌漑システムが崩壊し、古代シンハラ文明の本拠地がジャングルと化した13世紀以降、シンハラ王朝の都は徐々に南西部の湿潤地帯に移っていった。」

「しかし、15年後に再び首都アヌラーダプラを奪取しましたよ。」
「そうなんだ。」

「王は、首都奪回に成功したのは、このタンブッラの地のおかげであると、その感謝の気持ちを表すためこの地に寺院を造りましたよ。」
「はい。」

「その後約2000年をかけて歴代の王たちが、増改築を繰り返し現在の形となりましたよ。」
「そうなんだ。」

「ダンブッラの黄金寺院は、世界遺産として登録されていますよ。」
「はい。」

「観光客に向けて公開されているのは、メインとなる5つの石窟ですよ。」
「はい。」

「公開されている5つの内部だけでも、合計で約160体の石像がありますよ。」
「そうなんだ。」

「どの石窟の内部も、修復が加えられていますよ。」
「はい。」

「保存状態が良く、黄金に輝く石像や壁画を見ることができますよ。」
「そうなんですか。」

「第1の石窟は、一番古いものと言われていますよ。」
「はい。」

「中には、巨大なブッダの涅槃像がありますよ。」
「はい。」

「涅槃像と言えば、「ガル・ヴィハーラ」の3石像の一つ「涅槃像」は、全長14mの石像は涅槃像の特徴である足の指が左右ずれている特徴がよく表現されている 。スリランカの涅槃像は足裏が赤いのが特徴。」

「その大きさは、およそ15メートルありますよ。」
「大きいですね。」

「建物にすると、およそ5階分の高さになりますよ。」
「そうですね。」

「石窟はそれほど大きいものではないので、中に入ると涅槃仏の大きさに圧倒されますよ。」
「はい。」

「涅槃仏と言えば、涅槃仏(ねはんぶつ)とは、釈迦が入滅する様子を仏像としてあらわしたものである。寝仏、寝釈迦像、涅槃像とも呼ばれ、主にタイの寺院などで見ることが出来、足の裏には宇宙観を示す文様などが描かれている。なお、釈迦入滅の様子を絵画的に描いたものを涅槃図(ねはんず、仏涅槃図)と呼ぶ。」

「涅槃像は、金箔でおおわれていますよ。」
「そうなんですか。」

「光り輝くブッダに、鮮やかな色彩で装飾が描かれていますよ。」
「はい。」

「足の裏は、鮮やかな朱色に白い花のようなペイントが施されていますよ。」
「はい。」

「天井や壁も色鮮やかな絵が描かれていますよ。」
「そうなんだ。」

「外側からは想像できないくらい、華やかな造りになっていますよ。」
「はい。」

「ヒンズー教の神も祭られていますよ。」
「そうなんですか。」

「ヒンズー教と言えば、ヒンドゥー教、慣用表記でヒンズー教は、インドやネパールで多数派を占める民族宗教である。ヒンドゥー教徒の数はインド国内で8.3億人、その他の国の信者を合わせると約9億人とされ、キリスト教、イスラム教に続いて、人口の上で世界で第3番目の宗教である。」

「多くの人々から愛された寺院であったことがうかがえますね。」
「はい。」

「第2の洞窟は、5つのうち1番大きなもので、内部の天井画や壁画は圧巻ですよ。」
「そうなんですか。」

「ブッダや市松模様が描かれており、その天井画を見つめているだけでも時間がたつのを忘れてしまいそうですよ。」
「はい。」

「この洞窟では湧水がわいており、人々から聖水としてあがめられていますよ。」
「はい。」

「現在でも、僧侶が儀式の際に使用することがあると言われていますよ。」
「そうなんだ。」

「第3窟は、黄金色で造られており、他の洞窟よりも修復が新しいようですよ。」
「はい。」

「キャンディ時代に建設されたと言われていますよ。」
「はい。」

「ブッダの坐像が多く祭られていますよ。」
「そうなんですか。」

「坐像と言えば、坐像とは、すわった状態の像のことです。」

「第4窟と第5窟は、他のものと比べるとコンパクトな造りになっていますよ。」
「はい。」

「修繕も新しく行われているようですよ。」
「はい。」

「観光客のマナーの悪さで、立ち入り禁止になってしまった場所もあるようですよ。」
「そうなんだ。」

「壁や仏像に触れるなどの行為は、決してしないように心がけましょう。」
「わかりました。」

「第5窟は、一番新しいもので、20世紀に造られたと言われていますよ。」
「はい。」

「洞窟の周辺には、猿が生息していますよ。」
「はい。」

「見学の際は注意しましょう。」
「わかりました。」

「何世紀にもわたって、手を加えられながら愛されてきた寺院は、現地の人々にとって大変尊い仏教寺院と言えるでしょう。」
「そうですね。」

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